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和歌山電鐵貴志川線3000系
紀勢線和歌山市駅を経由した南海加太線との直通運転用に1M1Tの2両編成2本が導入された
201X年に貴志川線の1500V昇圧が行われ、紀勢線和歌山市駅を経由した南海加太線との直通運転を実施することになったが、貴志川線からは当初2270系で直通する予定であったが車齢がすでに高いことや、JRが17m2扉車の乗り入れに難色を示したこともあり、
新たに直通用の20m車を用意することになった。
南海7000系などを買うことも検討されたが車齢が40年以上な上、鋼製車だと塩害による車体の腐食などがあるのでステンレス車の導入が望まれた。
一方、東急では9000系が大井町線転属による組み換えで中間車が車齢が20年前後にも関わらず廃車されていた。
そこで東急9000系の余剰中間車デハ9300形とサハ9800形を購入・改造し、3000系として導入することになった。貴志川線では初のVVVF車で、VVVFはGTOのままである。
編成
Mc-Tc
改造は以下の通りである
先頭化改造(顔面のデザインは設計費を安くするためか東急8000系に似たデザインである。但しライトは角型である)
貴志川線・JR・南海用のATSと列車無線の取り付け
内装の張り替え
ワンマン設備の追加
デハ車のセミクロスシート化と車端部のロングシートを撤去し車椅子スペース設置。
起動加速度は変電所容量の関係で3.1→2.5㎞/h/sに変更
SIVやCPなどの取り付け
この車両の導入にあたってホームを削ったりしたそうである。
ちなみに2270系1本が廃車された。