10/12/08 20:27:31 AUe+UhJf0
国鉄 551系急行型寝台電車
全線架線下を走る夜行客車急行の体質改善のために投入された形式
急行用電車である451・455系との併結も可能にし、座席車はそれら昼行用車輛を当てた
運用形態を想定し、581系などからの反省から、昼夜兼行ではなく夜行専用として使用する
ことを前提にした車内配置(同時期の14系客車等と同等)にした。
クハネ551、モハネ550、モハネ551、サハネ550、サロネ550が生産され、上野を発着する
夜行急行群が置きかえられた。
また、上野~仙台間の急行「新星」や、上野~秋田間の急行「天の川」などは、中間にサロネを
2両連結したうえで、全車寝台車で運行されたり、クモハ455・モハ454・サロ450と寝台車8連の
急行「銀河」のような、パワフル急行なども登場した。
急行列車の衰退とともに活躍の場が狭まる・・・と思いきや、B寝台の2段化と同時に581系よりも
寝台としての体質改善が進んだせいで逆に特急寝台列車に登用される場面も増え、平成初期には
大量にシュプール号に投入されたりと活躍を見せた。
現在でも、新潟~大阪間の急行「きたぐに」、上野~青森間の特急「あけぼの」などで活躍しているのは
周知のことであろう。