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新幹線の光と陰:北陸新幹線は14年度中に長野から金沢まで開業する… /福井
北陸新幹線は14年度中に長野から金沢まで開業する。これに合わせ、JRは北陸線の金沢-直江津(新潟県)間で
在来線経営から手を引くことになっている。しかし、富山県の市民グループ「公共交通をよくする富山の会」が今春、
沿線住民にアンケート調査したところ、富山市や同県高岡市では回答者の4割がこの事実を知らなかった。
北陸新幹線を含む「整備新幹線」の開業後、並行するJRの在来線は地元設立の第三セクターが経営を引き継ぐ。
90年に政府・与党がそう決めた。この原則に基づいて誕生したしなの鉄道(長野県)や青い森鉄道(青森県)などは、
どこも苦しい経営を強いられている。特急が廃止され、利用者は高校生や高齢者中心になるのだから当然だ。
運賃も値上げされた。北陸線にも近い将来、同じことが起こりうる。
北陸線の三セク設立の議論は始まったばかり。知らない人が多いのもうなずける。しかし新幹線誘致を声高に叫んできた
行政や政治家は「光と陰」をどれだけ率直に住民に説明してきただろうか。【富山支局デスク、小林祥晃】
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