静岡地区在来線座席論争スレat RAIL
静岡地区在来線座席論争スレ - 暇つぶし2ch408:名無し野電車区
10/10/25 04:25:30 3ARdUYDg0
 私は高校生のころから東京が好きで、月1回は遊びに出掛けていました。
 当時は沼津駅から東京駅への直通電車が毎時1本運行されており、片道2時間強の道のりも
東京に着いてからのことを想像すれば、あまり苦になりませんでした。
 そんな東京好きの私は、高校卒業後、広島大学夜間部に進学し、下宿。
 学生生活を満喫した後は、そのまま都内の会社に就職し、そこで横浜生まれ、東京育ちの
B子さんと知り合いました。
 彼女は実に家庭的な女性で、交際を重ねるにつれ、私は次第に将来のことを意識するように
なっていきました。
 そんなある日、彼女の実家に挨拶がてら遊びに行くと、早々、彼女の母に「貴方、出身はどこ?」と聞かれ、
笑顔で「沼津市です」と答えたところ、苦い顔で「沼津市ですか、箱根の西側の…、向こう側の…」と言われました。
私は嫌な予感を感じながらも「そうです。よくご存知で。でも沼津から東京って意外と近いのですよ」と
返しましたが、反応はあまり私に対して好意的なものではありませんでした。
 この日を境に、彼女との距離はどこか遠くなり、1か月後、彼女のほうから別れ話があり、
2人の交際は終わりました。
 私はそれが原因でひどく落ち込み、3か月ほど憂鬱な毎日を過ごしていましたが、ようやく
前向きになろうとしたちょうどそのとき、
B子が熱海在住の男と婚約したとの噂を職場の同僚から聞き、
言葉では言い表せないような、「劣等感」が私の中を駆け巡りました。

 これほどの劣等感を感じたのは生まれて初めてでした。私は何もかもが嫌になり、
気分転換も兼ね、休暇を取って、実家のある沼津へ帰省することにしました。
 帰省には毎回車を使っていましたが、無性に電車で帰ってみたくなり、 
列車が長い長い丹那トンネルを抜けて函南に停車した瞬間、私の目からは大粒の涙が流れ出し、
 思わず「オレ、せめて丹那の東側の熱海に生まれたかったよ、お母さん」と叫んでしまいました。
 周囲の乗客は私の奇声に驚いていましたが、山地の壁を自覚せずにはいられなかったのです。
 その日から、私は「東海人」として生きていくことを誓い、職場を変え、現在実家から静岡市の零細会社に勤務しています。

409:これがID:3ARdUYDg0(パゲ電厨(笑))の脳内だ!!
10/10/25 05:22:50 JTkqgeta0
箱根・丹那の西側に生活していると,皆さんが静岡市を志向していることに気付きます。
確かに,函南から出かけていくと静岡市は大都会のように錯覚します。
ですから,大都会の静岡市に出て成功することは,
箱根・丹那の西側の人間の一つのステイタスとしてとらえられているのです。
東京を志向していないところが特徴なのかもしれません。
静岡市を中心として箱根・丹那の西側の中だけでまとまることができることによります。
それだけ広い土地柄でもあるということです。
富士山を眺めて一日の鋭気を養うほどですから,箱根・丹那の西側の人たちにとっては,
静岡市が心のふるさとなのかもしれません。素敵なことですね。

410:名無し野電車区
10/10/25 08:45:42 TrkzNHAhQ
>>408
さすが大石育男大先生。
東海道線名古屋口スレに転載しました。


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