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⑤私はそのAさんの案内で、姉の手紙に記されている住所をたよりに、韓国の
田舎を訪れました。そこは日本の田舎とは大違いで、道も舗装されていなくて、
とても前近代的な農村でした。その村の貧しい一軒に、姉がいました。姉は一
応、私が来たことを喜んでくれました。まだ20代前半の姉の結婚相手は、4
0歳は超えているとみえる農家の後継ぎで、どう見ても無教養な田舎のブ男で
した。その貧しい一家と私たちは、しばらく話をしました。私は失礼と思いな
がらも、結婚に対してやんわりと異議を唱え、姉に日本に返ってくれるように
頼みました。途端、通訳のAさんは真っ青になりました。なんと、姉の結婚相
手のブ男は「金を払ったんだから当然だ!」とうそぶき、下卑た笑みを浮かべ
ながら「この倭女はいい体つきしているので、おれは得した」などと言ってい
るというのです。私はその男に対し殺意さえ感じましたが、姉の身を案じて、
黙って耐えるしかありませんでした。姉の返事も「日本人は韓国に償いをしな
ければならない」というもので、本人の話によると、朝から晩まで働いている
そうです。通訳のAさんは、その一家の話を聞いて「ほとんど奴隷状態みたい
ですよ」と私に耳打ちしてくれました。