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『慰安婦の実態は、貧しい農村の女性が女衒に騙されて戦地に連れて行かれた“公娼”』
私は、かつて慰安婦騒ぎがつくられた現場に立ち会ったことがある。
1991年にNHKの終戦関連企画で、私は強制連行をテーマに取材した。
韓国で数十人の強制連行経験者に取材したが、軍が連行したという証言は得られなかった。
強制連行と呼ばれる物の実態は、朝鮮半島で食い詰めた人々が高給に騙されて日本の炭鉱や軍需工場に
出稼ぎに行き、ひどい条件で労働させられて逃げられなかったという「タコ部屋」の話にすぎない。
慰安婦も、売春で儲けようとする民間の業者が、貧しい農村の女性を騙して戦地に連れて行った公娼であり
『従軍慰安婦』という言葉も当時は使われなかった。
河野談話のいうように「女衒からの甘言、強圧による等、本人たちの意思に反して集められた事例が」あり
慰安所の設置や管理などで、軍がそれに関与したことは事実だが、公権力で徴用した事実はない。
実をいうと、私も当初は軍の強制の証拠をさがしたのだが見つからなかったので
戦争ものとしてはインパクトの弱い番組になってしまった。
私は、最初からこの「証言」には疑問をもっていた。 証言者を連れてくるところから話の中身まで
福島瑞穂弁護士がお膳立てし、彼女の売名に利用されている印象が強かったからだ。
実際には、元慰安婦の証言以外には、軍が連行したという証拠は当時も今もない。
河野談話の根拠とされたのは、「軍が済州島で慰安婦狩りを行った」と証言する
吉田清治氏の『私の戦争犯罪』(三一書房)という本だが、この内容は“捏造”であることが後に判明した。
これについて、安倍氏は97年に「河野談話は前提が崩れている」と国会で質問し、その見直しを迫った。
これと首相答弁の矛盾を追及されると、彼は「狭義の強制には疑問があるが、その後広義の強制に議論が変わった」
と苦しい答弁をしているが、公権力を執行していないのに政府が謝罪するのは無原則である。
事実関係に疑問があるのに、閣議決定を継承するという手続き論で「科学的な知識の収集」も許さないのはおかしい。
〔上武大学特任教授 SBI大学院大学客員教授 池田 信夫〕
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