11/08/29 20:29:37.22 EkqfNLgL
>>462 久しぶりにダンマパダから学ぶのじゃ。
273 、 もろもろの道のうちでは<八つの部分よりなる正しい道>が最もすぐれている。
もろもろの真理のうちでは<四つの句>(四諦)がもっともすぐれている。
もろもろの徳のうちでは<情欲を離れること>が最もすぐれている。人々のうちで<眼ある人>(ブッダ)が最もすぐれている。
274 、これこそ道である。見るはたらきを清めるためには、この他に道は無い。
汝らはこの道を実践せよ。これこそ悪魔を迷わして(打ちひしぐ)ものである。
275 、 汝らがこの道を行くならば、苦しみをなくすことができるであろう。
(棘が肉に刺さったので)矢を抜いて癒す方法を知って、わたくしは汝らにこの道を説いたのだ。
276 、汝らは(みずから)つとめよ。もろもろの如来(修行を完成した人)は(ただ)教えを説くだけである。
心をおさめて、この道を歩む者どもは、悪魔の束縛から脱れるであろう。
(岩波文庫 ブッダの真理の言葉 中村元訳より抜粋)
この四つの句の中にはお釈迦様の教えがどのようなものなのか、良く語られておる。
始めに人が行くべき道としての八正道が説かれ、
観察の目標としての四諦が説かれ、
執着の原因となる情欲を離れる事が説かれておる。
そして、次の句ではそれらが見ること、観察を清めるためのものであると説かれておる。
更にそれは苦しむ民衆のために説かれた方法であると宣言しておる。
その方法も如来はただ説くだけであり、人が自ら修行しなければならないと言われる。