11/07/07 12:04:38.02 rjYCSFPn
>>37
>サムエル記にあるようなペリシテ人虐殺における神の勝利と栄光。
聖書から周知のことですが、十戒に刻まれた二枚の石板の入った箱は、ペリシテ人に奪われ、
アシドドにあるダゴンも神殿に置かれました。ダゴン像は十戒の箱の前で地に倒れ、その神殿の
敷居の上で、神像の頭部は両手の掌もろとも胴体からちぎれて横になってしまいました。
アシドド人とエクロン人は、その箱のせいで何千人もが腫物で倒れ、その地はネズミで荒らされました。
そこでペリシテ人たちは種族の頭を集めて相談し、五つの金製の腫物と五匹の金製ネズミを作りました。
なお荷車を造ってその上に箱を載せ、その箱のそばに金製の腫物とネズミを置きました。それを二頭の
め牛にひかせ、道中車をひいて牛が鳴き、その箱をイスラエルの子らに返したのです。
イスラエルの子は牛と荷車を犠牲として焼きました」（サムエル記上5-6）
これにどのような意味があるか、文字だけの意味ではまったく分かりません。
「ペリシテ人」とは仁愛から分離した信仰をもっている人のことです。それはイザヤ書14.29に記されている
ことから分かります。
「ダゴン」は、そのような宗教を意味します。腫物でやられましたが、その「腫物」とは霊的愛から分離して
汚れた自然的愛のことです。「ネズミ」は真理を曲げることによって起こる教会の荒廃です。箱を返すのに使った
「新しい荷車」とは、新しい教義のことですが、それもまだ自然的です。聖書で「車」は、霊的真理からなる教義を
意味しているからです。
「め牛」は、自然的な善い情愛のことです。「金製の腫物」とは、純化されて善くなった自然的情愛です。
「金製のネズミ」は善によって教会の荒廃が止まったことです。「金」は聖書では善を意味するからです。
「道中、め牛が鳴くこと」は人間の自然的な悪からくる情愛が善い情愛に変化することが難しいことを表します。
「め牛が荷車とも燔祭としてささげられたこと」は、このようにして主がお哀れみになったことを示しています。
以上は歴史的なことが霊的に意味する内容です。