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皇族と親密であることを世間にアピールして得意絶頂にあった「宗教的野心家」久世尊師には
その?社会的地位?にふさわしくない怪しげな過去があった。
たとえば、いまから30年前、「週刊サンケイ」が、「有名夫人がシビれるサイコロ預言者」
との見出しで久世氏を紹介している。記事の内容をかいつまんで紹介する。
「久世太郎、42歳。名前の肩書きには?心霊判断??運命学?
と二行並んでいる。久世氏は、サイコロを使って予言するのだ」
久世氏は取材に訪れた記者の手相や家族構成、マクラの方向
月給までピタリと言い当てた後、記者に五個のサイコロを振らせた。
サイコロは不思議なことに五つが五つ何度振っても同じ目が出るのである
「サイの目の意味は久世氏にしかわからない。それを人のことばとして
久世氏が?通訳?する。なぜならば、それは彼によれば?仏のことば?だからだ」
1926年、京都市久世町に生まれた久世氏は、子ども時代父親が事業に失敗。
引き取られた親類の生計を助けるため、足袋もはかずに新聞配達をするなど、逆境に育った。
真理を悟ろうと哲学書をひもといたり「生長の家」や「天理教」に入信。
キリスト教の洗礼をうけたこともある。高野山にこもって
サカズキ二杯の水で32日間禅を組み、滝に打たれたが真理は悟れなかった。
死とはなんだ、と焼き場にいって、死体の焼けるのを見たこともあった。
そんなある日、「夢枕にかすかに『七、七、七、七…』と言う声が聞こえた。
声の主は、四国巡礼所第十九番のざんげ場立江寺の地蔵尊だった。
夢は48日間つづいた。いろは48文字とサイコロの組み合わせは、この夢の中で教えられた。
『私のからだをかりて、仏が予言せい、いうたんですわ』と、久世氏はいう。
以来、久世氏は霊感の世界に生きている。だから、この世の欲望とはいっさい『関係ない』という」。
やがて人の運命を予言するようになり、感銘をうけた人たちが、?久世先生後援会?を結成。
会員は2700人を越え、近日中にも3000人を越える勢いで、作家、女優、ライオンズクラブ会長
銀行支配人、工場経営者など関西に住む有名人やその夫人が名を連ねているという。
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