11/04/16 22:01:57.70 2d1B2Ild
>>89
つまり「ハルノートを受け入れる」=「外交的に属国化する」なのですか?
ハルノートの概略は次の通りです。
1.英中日蘭蘇泰米間の包括的な不可侵条約の提案
2.日本の仏印(フランス領インドシナ)からの[即時]撤兵
3.日本の中国からの[即時]撤兵
4.(傀儡政府である)汪兆銘政権の否認
5.英国または諸国の中国大陸における海外租界と関連権益を含む治外法権の放棄
6.通商条約再締結のための交渉の開始
7.日米相互の資産凍結解除
8.円ドル為替レート安定に関する協定締結と通貨基金の設立
9.第三国との太平洋地域における平和維持に反する協定(日独伊三国軍事同盟?)の廃棄
10.本協定内容の両国による推進
(なお、当時の外務省はこの文書にあった「試案である」との記述を削除しそれを東郷が天皇に上奏して「最後通牒」と解釈されるように操作しています。)
内容的には植民地の奪い合いの交渉でこれが「日本としての文化、日本人としての精神構造、過去からの伝統」に関係するようには思えません。
またこれを受け入れることで「植民地、或は完全なる属国」になる可能性が大きいとも思えません。
満州も朝鮮半島も台湾もあったはずです。
満州は微妙かもしれませんが、朝鮮半島と台湾についてはこれを取り上げられる可能性は小さかったのではないのですか。
むしろ「さらなる拡張という危険な賭け」をして負けたと解釈するのが妥当ではないかと思います。
天皇はその賭けの道具にされたのではありませんか。
賭けに負けた結果として実質的に米国の属国になりその影響下で経済的には繁栄したというのが戦後の日本ではありませんか。