11/04/29 15:25:22.58 IXvexYMH
>そしてそれが認められると、次は「国家」を「企業」に置き換えるんですね。
>御自分の意見が破綻してることに気づいて下さい。
企業もいずれは個人の存在の陰に隠れるものになるでしょう。
かつては国が主役で人がそれに奉仕する役割分担でした。
現代は企業がそれに置き換わったとみなすこともできます。
しかし、人は国のためや企業のために生きるのではなく自分のために生きるのです。
コミュニティの中で生きるということは自分が他者に何かを提供し、
他者から何かを提供してもらって生きるということです。
そこではどちらかが他方を支配したり服従いたりする関係ではなく、
それぞれの能力に応じて提供し、必要に応じて提供してもらう関係に近づいていくと思います。
そのためには基本的な物やサービスのコストが下がる必要がありますがそれは実際起こっていることです。
国や企業がなくなることはないでしょうが、それは永遠の存在でも絶対的な存在でもなく、
空気のような重要ではあるけれど表に現れない存在に変化していくだろうということです。
そういった変化の中では共同体が個人を支配するという統治を目的とした権威の象徴は必要とされなくなります。
実際に家長制度は消滅し、君主制の国の君主もお飾り化しているのが実状です。