11/04/18 02:33:42.51 Xmh4RzHx
>>119
強いリーダーを嫌う性質、体制の不備など、これには私も同意する部分が多々あります。
大戦末期には機能不全と言っても良い状況に陥っています。
まさに「大日本帝国議会の意思決定システムの弱点を曝け出した」のが先の大戦でしょう。
しかし開国~昭和までのパワーゲームを生き残り、先進国(定義:連合国とそれに対し単独で開戦可能な国家)
として日本は二十世紀半ばまで生き残りました。
もし天皇制と帝国議会と陸海軍の関係、これらが別の形態であったらここまで綱渡りを渡り切れたかどうか?
もしかしたら高く登る前に落っこちた方が、得策だったのか?
私にも明確な応えは見つかりません。
東条英機首相も陸軍大臣出身とは言え、実直かつ堅実な官僚タイプの政治家と再評価されつつあります。
資料から見えて来る人物像だけでなく、東條由布子さんからも直接お話も伺いましたが上記のイメージは
確かに当たっているのではないかとの印象を受けています。
それなりに優秀であっても強力なリーダーとは言い難い官僚タイプの政治家が、ウルトラCでもなければ
状況の打破がない泥沼の中でただ淡々と仕事をこなし、そのまま泥濘にハマって行った様に思えます。