11/02/13 21:06:34 Eth5zDVD
>>121
その因果律は、前提として実在論、外界に自立的に実在するものが、
個々に作用し現象するという考え方ですね。
ところが、仏教の縁起はそう考えません。
一水四見ということがよく言われます。
人にとって水に見えるものが、魚には人の空気、
神々には甘露、餓鬼には血膿、地獄の住人にはマグマのようなものに見えるとされます。
これとコペンハーゲン解釈でしたか、二重スリットでしたかの観測は照応するように思えます。
恐らく、マチウ・リカールの『掌の中の無限』を読まれるといいでしょう。
原書のフランス語か、英訳がいいと思います。
和訳は仏教関係の部分に誤訳が多いので残念です。