10/12/28 20:57:44 ps4Gw2Sj
カトリックが主張する「ペテロの後継者」というのは、
ペテロが「天の国の鍵」を死ぬまで持っていた、という仮定の基に成り立っている。
だが、ペテロはゲツセマネの園でイエスを否認した段階でその鍵を捨ててしまった、
とすると、その後のペテロは鍵を持っていない、
イエスから何の権能も預託されていない、
となるから「ペテロの後継者」といっても、何の権能もない、
となる。
ここで「カトリックはイエスの正規の代理人である」という前提は根底から崩れ落ちることになった。
さて、イエスは、ペテロの否認を予見した。
ずっと遠い未来も預言した。
では、何故、「天の国の鍵をペテロに渡した時点」においてペテロの裏切りを予見できなかったのだろうか?
という疑問が起きる。
こんな近未来の出来事さえ予見できなかったら真の預言者、メシアとしての資格はないではないか。
この解決策はただひとつ。
イエスが天の国の鍵を渡したのは、あの弟子のペテロではなく、別の者だった。
と考えることだ。
つまり、弟子のペテロはただの騙し、おとり、偽者のルアーだった、ということだ。
では、イエスが本当に「天の国の鍵」を渡したペテロとは誰か?
これが問題になる。