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つくば市手子生(てごまる)のスリランカ寺院「讃仏陀楼迦寺(さんぶっだろうかじ)」。住職のトゥンヒティヤーウェー・ダンマーローカ長老が昨年10月、古い日本家屋を改修して建立した。
スマトラ沖大地震ではスリランカが津波で被災し、ダンマーローカさんの故郷も大きな被害を受けた。被災者らは肉親を亡くして気力を失い、なかなか日常生活を取り戻せずにいた。
同国内各地の寺院で祈りが捧げられ、自身も仏教の教えを伝えて回った。これをきっかけに被災者は心の平安を得て、復興へと歩み始めたという。
当時、日本が他国に先駆けて救援物資を届けてくれたことにいたく感謝したというダンマーローカさんは、今回の東日本大震災では「自分が行動する番だ」と気仙沼市や岩手県陸前高田市の被災地へ赴き、本場のスリランカカレーを提供した。
ダンマーローカさんは「お金をかければ街は復興するが、被災者の心はお金だけでは救えない。少しでも心が強さを取り戻せるように祈りたい」と話している。(中村浩彦)