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修行僧ラールダーイーは、智慧の少ない修行僧であった。例えば、信者の
家に招かれてもその場その場で正しい言葉が口から出ず、めでたい席には暗
い言葉を、逆に、葬式などの悲しい席では楽しい話をするのであった。さら
に困ったことにこの誤りを仲間の修行僧たちに指摘されてもラールダーイー
は改めることができなかったのである。
これを知られたブッダは「ラールダーイーのようにわずかな智慧しかない
者は、雄牛のようである。その肉体が立派でも、中身の智慧は成長していな
い」と語られたのである。 (ダンマパダ第152偈の因縁物語)