11/05/24 22:26:14.24 KEn1JAmv
任せて事態を収拾してもらおう」というような声さえ上がり始めている。
しかし、私にいわせれば、困った時の外国頼みというのも、この国の知識人の幼児性の現れに他ならない。
人類が経験したことのない未曾有の事態に発展している今回の原発事故の対応に解決策を持っている者な
どこの世界中のどこにもいないのだ。
もっと、いってしまえば、既に事態の収拾に、知識人の果たす役割は相対的に低下してしまっている。知識や
知恵は、何かの事態が発生する前にこそ役立てられるべきで、物事が起きてしまってからでは遅すぎる。福島
原発の問題でいえば、東電本社や原子力保安院のオタク連中やIQの高い連中がいくら頭をひねったところで、
魔法の杖などあるわけがなく、既に解決オプションはどうしようもなく限られていて、問題はそれをどう実行でき
るかどうかだけだ。
先日、元住友金属工業の技術者だった山田恭暉氏が呼びかけ人となって「福島原発暴発阻止プロジェクト」
というグループが立ち上げられた。60歳以上の退役技術者が志願して福島原発の現場作業を担おうと呼び
かけている。現代版「肉弾三勇士」と揶揄する向きもあるが、福島原発事故収束に向けた対応は、こうした人
々の犠牲的行動を必要とするぐらい逼迫している。小出裕章氏も志願しているという。身一つで現場に飛び込
む覚悟のできている知識人が存在していること、これが絶望的としかいいようがない今後の原発対応を考えた
時、かすかな希望でもある。(カトラー Twitter: @katoler_genron )
2011年05月23日15時42分
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