10/08/09 00:03:12 HH2/vjpq
バン!!
りんが、ハンドルを思い切り叩いた。
「全くお前は!!勝手なことばかりしおって!!」
「いいか!!なんで、わからないんだろうね、って、みんな、いってるぞ!!」
「としだもんね、しょうがないよね、って、いってるぞ!!」
私が帰らなくなって、最後に、聖務室のだれかが、言い訳がましく「みんな、待ってる!!」(要するに、私が一方的に拗ねて、精舎の職員を困らせていた、ということ)といったらしい。
kの顔が浮かんだ。
「読んでみろ!!」サイン帳を手渡された。これは、渡す習慣になっているからだ、ともったいぶった様に付け足した。
中を開くと、皆真理の言葉を記していた。
どれも、君が、誤解しているんだ、と言わんばかりの筆跡だった。
kだけが、「天使の心を!」と、きったない字で書きなぐっていた。
何で私が書かなきゃいけないのよ、と字が語っていた。
「皆の気持ちが、わかったか!!まったく!!」
今ここでべりと破って鼻をかんだら、りん、何ていうだろう・・、と思った。