10/09/03 02:49:26 gK3mIrnO
>>762
> 実在の判断は、五感の知覚のみであり、思考の介入を要しない。「蓋然性」
> の観念など入る余地は無い。
例えば、X線観測装置が本当にX線を感知する機械として機能しているかどうか、
たまたま今現在故障していないかについて、思考の介入も必要であり、観測結
果の妥当性において蓋然性は存在する。また、あなたがアメリカに行ったこと
がないと仮定して、あなたにとってアメリカ合衆国は存在するのか?それが存
在するという裏付けは教科書やテレビでしか得られない。それらの情報は当然
確実ではない。あなたはあなたの五感で知ることのできていないその国の存在
をどう判断するのか?別の例で言えば、あなたに肝臓が本当に存在すると言え
るのか?あなたは見たこともさわったこともない。それが存在するということ、
それが存在しないと生存できないと言うことを他者から聞かされているに過ぎ
ない。それが存在する、あるいは存在しないとあなたは断言できない以上、蓋
然性という判断にならざるをえないのでは?
ここまでは、「まあ存在するだろ」と言える対象だ。では、惑星外性物の乗り
物としてのUFOは地球上に存在するかどうか?あなたの五感ではそれを感知し
ていない。ならば存在しないと断言できるのか?また、そのUFOが特に地球上
生物に対してコミットするつもりがないとして、それが存在するかどうかとい
う問題と、我々の生存という問題とに関係はあるか?