11/05/23 23:00:57.40 mlfizuTZ
>>269
小学校の入学式から暫くた5月の空にこいのぼりが泳ぐ。
1年1組のキラキラした眼を持つ愛くるしい少女が担任教師に話しかけた。
「せんせー、昨日ねぇ~、子犬が産まれたの!」
「へえそうかあ、よかったね」
だが、少女はおかしなことを言う、「子犬たちはみんな優れた信者なの!」
それから数日後、担任教師は少女にきいてみた。「子犬たちはどう?」
「みんな棄教しました」
「どうして?」
「子犬の目が開いたからよ」
先生は、言ってあげた。
「それは、棄教じゃないんだよ、恋は盲目と言うだろう、恋のマジックから目覚めただけだよ」
「そうかあ、」
少女はスキップしながら遠く続く丘のの道を去っていった。