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無門関 第十九則 平常是道(びょうじょうこれどう)
修行僧が聞いた。「道とはどんなものでしょうか」
和尚が答えた。「平常心(びょうじょうしん)是(これ)道(どう)」
修行僧は聞いた。「それではどのようにしてそれに向かえばいいでしょうか」
和尚は「それに向かおうとすればますます離れてしまう」 と答えた。
修行僧は「それに向かうのでなければどうやって道を知ることが出来るのでしょうか」 と更に尋ねた。
和尚は言った。
「道とは知るか知らないかではない。知ると思うのは妄想であり、知らないというのは自覚がない。もし道に達すれば空のようにからりとしたものである。そこには知る知らずという理屈はない」
修行僧はこれを聞いて悟った。』
☆彡
あるところに甚平と言う元気な子供がいました。
ある日、甚平が学校に行く途中、道端で10円を拾いました。
それを真由美先生に届けると、彼女はニコニコしながら 「まぁ。トムは正直者ですね。ご褒美に20セント上げましょう」 と20セントをトムに渡しました
「10セントが倍になった」と喜んだ甚平は、ブタの貯金箱から10円を取り出し、翌日 再び真由美先生に届けました。
真由美先生は、またニコニコしながら 甚平を褒め、再び20円を甚平に渡しました
大喜びの甚平は、ブタの貯金箱から今度は虎の子の1万円札を取り出し、翌日、また 真由美先生に届けました 。
「まぁ。甚平ちゃんは正直者ですね。ご褒美に20円 あげましょうね」