09/12/01 21:52:44 szvNYLIp
>>441氏に少し追加 中国に輸入されたサンスクリット語などの源典は、翻訳後
忽ち散逸して現在 この国には殆どどころか皆無に近い。
それ故にサンスクリット原典から直訳されたと考えられているチベットに原典の
姿を求めて日本人の河口慧海師は入蔵して経典を将来した。
河口師の報告によれば、法華経に説く十如是は五如是になっていて一念三千の
理を解くことが出来ない。
是は他の研究者によるとクマラジーバが訳するときに加増したものだとの事。
このことは、現在の佛教研究者の間では、常識つまり通説である。
もう一つ付け加えるなら、仏典を翻訳して漢文にした時に翻訳者が中国の文化に
余りにも自尊心と自負を持ち、それが為に正確に訳さずに恣意的に作文したもの
が有る 是も改めて原典から探るべき理由の一つであろう。
大日経の扱いが面白いのだが[チベットと漢訳との差)是は略す。