09/07/15 14:46:18 Xry8Ix6C
バプテスト連盟は、「教団」ではなく、本来地域教会の連合体により構成される
全国組織。教団的拘束は存在しないはずである。憲法9条は尊いものだが、改憲風
雲を告げる昨今、そのことに危機意識を覚えてか、「平和宣言」なるものの普及
がさまざまな話題を呼んでいる。この内容で気になることがひとつ。
「私たちは十戒を守ります。」
私たちはかっての15年戦争で守ることは愚か、迎合し、国策に加担し、
戦争への道を突き進んだ。獄死、殉教もいることにはいた。
私たちは残念ながら同じ過ちを繰り返す存在であり、心の中で「○○するなかれ!」
という声に背を向け反対の道を歩む本性を死ぬまで持ち続ける存在なのだが、その私に
「今度大変な時代が来たら守ります!」と引用を用いて気合を入れているような気がし
てしょうがない。
かってバプテスト連盟の牧師に統一教会に関する署名をお願いしたところ
「趣旨は分かるが、信教の自由を否定しかねないのでできない。」と答えられた
ことがある。なるほどと思う。
危機意識を高じさせて、旧約の一部引用を持って政治的立場を礼拝の場において
斉唱させることは、かって礼拝が国威発揚のため協力する場となったことと重なっ
て映るのは私だけだろうか。
礼拝に政治的視点が意図的に導入されることはいいのだろうか。
社会的に難しく微妙な立場にいる人々が礼拝に来ることを妨げかねないのではないだろうか。