08/04/23 19:08:35 QHeIQoV5
「木絵二像開眼の事」(もくえにぞうかいげんのこと)
人の声を出すに二つあり、
一には、自身は存ぜざれども人をたぶらかさむがために声をいだす是は隋他意の声
自身の思(おもい)を声にあらはす事ありされば意(こころ)が声とあらはる
意は心法
声は色法(しきほう)
心より色をあらはす、
又声を聞いて心を知る色法が心法を顕すなり、
色心不二なるがゆへに而二(にに)とあらはれて
仏(ほとけ)の御心あらはれて法華の文字となれり、
文字変じて又仏の御衣となる、
されば法華経をよませ給はむ人は文字と思食事なかれすなわち仏の御意なり。