10/11/16 19:29:24 QXRl+0ee
>>112-113
長期間にわたって部品供給が期待できる製品は開発できます。
現にエレキバンドではいまだに真空管アンプが好まれています。
当時(真空管最盛期)、数多く使用されていた真空管は、
今も世界中で多く使われています。
その需要を当てにして真空管を造っている国があるのです。
例えば中国やロシア、東欧諸国です。
エレクトーンを最初に設計するときに、
最も多く普通に使用されている、ありきたりの電子部品を使えばよいのです。
しかし、一般的に技術者は特定の製品用の特注ICを使いたがるのです。
このような特殊な部品は発注が止まると製造中止となり、製造機材も廃棄されます。
例えばヤマハがステージアを製造中止にする場合、相当量の部品を修理用とし在庫するでしょう。
やがてこれらの在庫がなくなると、ステージアの故障部品の交換はできなくなり、
修理は不可能となります。
もし、ステージアが秋葉原で手に入る部品で造られていたら、
相当長期間、メンテナンスサービスが可能になります。
結局、ヤマハがエレクトーンを楽器と考えたのか、単なる家電製品と考えたのか?
この違いだと思います。 ハモンドは楽器と考えたのでしょう。
入手容易で安定した部品、電子回路を採用すると故障は少なく、
後々長期間メンテナンスサービスが可能となります。
ヤマハは楽器を通じて芸術に貢献しているつもりかもしれませんが、
ことエレクトーンの変遷を見る限り、私にはあくどい商売人に見えます。