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【核心インタビュー】ウィルコム 代表取締役社長 宮内 謙
倒産から再生へなにもかも改め音声の覇者を目指す
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私たちの製品は音声に特化しています。スマホ(スマートフォン)は他社に任せればいいのです。スマホが普及してくると、逆にウィルコムの製品が珍しくなりました。
問 ウィルコムは会社更生法の手続きを行い、事実上倒産しました。これほどまでに追い詰められた原因は何だったのでしょうか。
KDDIやソフトバンクといった競合他社が頑張る分、私たちの顧客を奪っていたというのも事実ですが、まずは経営がしっかりしていなかったことが挙げられるでしょう。社長が2年も続かずにコロコロ変わっておりました。
問 現在ウィルコムは、法的にはどのような状況下に置かれているのでしょうか。
私たちが更生計画を始動して約1年が経ちます。株はソフトバンクが100%持っていますが、ウィルコムはまだ裁判所の管理下にある会社です。債権を完全に返済しない限り、ソフトバンクの会社ではありません。私も事業管財人という立場です。
更生の初期段階で、国から410億円借りているということになりました。それを約6年かけて返していくシビアな計画書が出ており、裁判所でも閲覧できます。
債権を完済すれば、いつソフトバンクの管轄としても問題ありません。法的には早期一括返済も可能ですが、慌てて躓くわけにはいきません。
私たちのビジネスはユーザーに届かなければ話になりませんので、広告費には年間約30億円という巨費を投じております。
技術の進歩とともにネットワークコストは日に日に下がっておりますし、私たちのアンテナをソフトバンクの約1万5000局に付けて共用することで、電気代などを節約できます。合計すると4、5年で約300億円安くなる計算です。
問 営業面では、何か戦略などございますか。
私たちは、契約期間を3年としました。今後、徐々に解約率が下がってくるはずです。スマホですと日進月歩の勢いで毎年新たな機種が登場しますから、3年契約など出来かねますが、私たちの製品は技術革新が起こりにくく、中身の技術が急激に変化することはありません。
それを逆手に取り、契約期間を長く設定したのです。