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「通信・放送の在り方」懇談会に期待する
総務省は去る1月20日に「通信・放送の在り方に関する懇談会」(座長・松原聡東洋大学教授)を発足させた。
この懇談会は竹中総務大臣の私的懇談会という位置づけながら、NHK改革やNTTの問題などを含め、
融合時代を迎えた放送と通信両分野にまたがる様々な課題を、消費者の視点から幅広く論議し、
半年程度で答申する予定である。 (略
携帯電話市場にボトルネック設備は存在しないが、NTTドコモの市場シェアは55.9%(2005年末)である。
1996年3月末におけるドコモのシェアは48.4%だった。iモードなどの革新的なサービスの導入でシェアを高め
今日に至っている。現在のシェアは競争の結果であり、NTTグループの市場支配力によるものではない。
しかし、最近では純増のシェアでKDDIのauにトップを奪われている。着ウタ・フルやデータ通信ダブル定額などの
魅力的なサービスで顧客を獲得しているからだ。11月にも実施予定の番号ポータビリティのアンケート調査でも、
携帯電話会社の変更を検討している利用者が、移行先として最も多く希望しているのはauである。魅力的な端末、
サービスと料金プランでシェアは変化する。携帯電話市場は競争市場とみるべきでだろう。
「通信・放送の在り方」懇談会に期待する
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