11/09/28 21:01:56.06 cknoxKBK
ビューイット撮影会はモデルの在籍期間が長いですねと他所の撮影会主催者やカメラマンに時々言われます。
それはその通りで、在籍期間が長いモデルが多いのがビューイット撮影会の特徴です。
２００９年１月１８日にデビューした東城ナナさんも２年６ヶ月ビューイット撮影会に在籍していることになります。
そして２年半も在籍していると初期の頃に東城ナナさんを撮影していたカメラマンが来なくなってしまうことがあります。
これは単純に東城ナナさんに飽きて他のモデルに移ってしまったということもあるし、ポートレート撮影自体を止めてしまった場合もあります。
いずれにせよ、長期間人気を保つためには、新しいファンを確保しなければなりません。
それで９月２５日に交通の便が良い都心で参加費５７００円の撮影会を開催しました。
利益よりも新しいファンを確保することを目的にした撮影会です。
思惑通り満員御礼になり、新規のカメラマンにも参加してもらえたのですが、ここで大きな問題が発生しました。
２００５年くらいまでの商業撮影会は１人のモデルを１０名くらいのカメラマンが一度に撮る囲み式の撮影会が当たり前でした。
また地方で行われている自治体主催の撮影会も囲み式が普通です。
一度にたくさんのカメラマンを相手にするのですから、モデルがカメラマンをリードしなければいけません。
その一方で、２００５年ごろから都会では順番式の撮影会が増えました。新規の撮影会のほとんどが順番式だと考えても構いません。
順番式だとモデルが一度に相手をするのは１人のカメラマンだけです。
だからモデルではなくてカメラマンのほうがリードして、モデルはカメラマンの指示通り動くということが普通になりました。立場の逆転ですね。
初心者のカメラマン（ポートレート的３年以下）の中には順番式の撮影会にしか参加したことがない人もいます。
新たなファンを確保するということは、順番式しか知らないカメラマンにも撮影会に来てもらうということになります。
つまり１つの撮影会の中に２つの異なった文化を持つカメラマンが混在していることになります。
９月２５日は同じ会場で２組の撮影会が同時進行していました。
東城ナナさんの撮影会に最初にスタッフとして付いたのは芽衣さんです。
スタッフとしての経験は初めてです。
僕はもう１人のモデルにスタッフとして付いていました。３０分程度したら交代する予定だったのです。
ところがその間に問題がおきてしまいました。
普段は囲み式の撮影会に参加していて、ビューイット撮影会にも２００５年から参加している常連のカメラマンが怒って帰ってしまったのです。
囲み式の撮影会だから参加したのに、実際は順番式の撮影会になっている。つまらなから帰るということです。
僕は現場にいなかったので、どのような撮影会になっていたのか見ていませんが、その後の経過から大体の予想は付きます。
カメラマンが簡潔に指示を出して、全員が撮影する。その後はしばらくモデル任せにするというのが囲み式の撮影会です。
ところが指示を出したカメラマンが撮影して続けて同じカメラマンが指示を出してまた撮影する。その間は他のカメラマンは待っているという順番式の撮影会になってしまっていたのです。
これでは怒って帰ってしまうのも仕方がありません。
また指示を出していたカメラマンは普段は順番式の撮影会に慣れていて、囲み式の撮影会に慣れていないのでしょう。
ここは上手くスタッフが制御しなければいけません。
そうはいっても芽衣さんは本来はモデルであり、スタッフの仕事をするのは今回が初めてです。
最初のスタッフとしての仕事なので、経験豊富なスタッフを指導係としてつけるべきでした。
責任者としての僕の失敗です。
１０月２日の撮影会を大幅に変更します。
本来は未央子さんと芽衣さんの出演で２対１０の撮影会でした。
スタッフは僕と工藤沙緒梨さんです。沙緒梨さんもスタッフをするのは初めてです。
９月２５日の失敗を反省して、１０月２日は別々の撮影会に変えます。
芽衣さんの撮影会を２０分はやめます。
最初の２０分は僕が沙緒梨さんにつきっきりでスタッフとしての指導に当たります。
当然、芽衣撮影会１部の方が早く終わるので、そうしたらまた僕が沙緒梨さんの指導に当たります。
１０月２日は囲み式の撮影会を維持します。