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コープこうべ、４年ぶり赤字62億円 09年度、店舗販売低迷響く
2010/6/5 1:08
国内最大手の生活協同組合コープこうべが４日発表した２００９年度の単独決算は最終利益に当
たる当期剰余金が62億8700万円の赤字になった。当期剰余金の赤字は05年度以来４年ぶり。店
頭販売の低迷に伴い、売上高に相当する供給高が減少したのに加え、固定資産売却損の発生も
響いた。
供給高は2504億9900万円となり08年度比で5.8％の減収だった。コープこうべは「昨秋以降に店
舗での販売落ち込みが目立った」(浅田克己組合長理事)と説明している。
収支改善に向けチラシを配る回数を４月以降、原則週２回から１回に減らした。共働きや高齢世
帯向け需要が大きい宅配事業に力を注ぐが、10年度も供給高は09年度より4.0％少ない2404億
4500万円にとどまる。当期剰余金は22億8200万円の赤字が継続する見通しだ。