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三菱電機エンジニアリングが、ダイアトーンブランドで、カーボンナノチューブを混合した
プラスチックを射出成形して、ツイーターからウーハーまで低コストで製造することが可能に
なったという記事をみた。カーボンを使うことにより伝播速度がチタンやアルミ並で、プラスチックに
よって内部損失も非常に大きいという。
逆に射出成形できるなら、ただの円錐形のコーンの形状にこだわっていても面白くない。ここは
YG Acousticsのような、アルミのカタマリから薄っぺらい振動板を削り出すなんて面倒なことを
せずとも、剛性確保のリブを入れたり、ボイスコイル一体の振動板も作ることができそうだ。
そうすればHRなんて共振を分散させる形状を使わなくとも、剛性を高めてピストンモーション域を
可能な限り伸ばしたり、補強リブの入れ方により今までのような、コーン形状ではなく、平面的で
あったり、なだらかなドーム形状のウーハーが作れる可能性もあると思う。
昔の日本の家電メーカーが通ったハイテクユニットを、現代の素材と技術でフォステクスに
料理してもらいたい。いまだに紙のウーハーとシルクドームのツイーターといった組み合わせの
海外メーカーに勝てないのは悲しい。