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「(67年に)設計した当時は、津波は前提になかった。日本で事実上、初の原子炉設計だけに
知識に乏しく、耐震設計基準についても判断できなかったと思う」
小倉氏は福島第1原発の1、2、3、5、6号機の冷却部分などを設計した。その小倉氏によれば、
津波の対応はその後、日本独自の設計で織り込まれるようになった。しかし、推定で最大10メートル
とされる今回の大津波より「想定規模ははるかに小さかった」。また、地震の規模についても「マグニチュード
(M)8・0以上の地震は起きない、と社内で言われた」とし、M9・0の巨大地震は想定外であったことを明かした。
地震対策は「私の定年が近くなってやっと見直しをしたが、それでも大地震は想定しなかった。
責任を感じる」と語っている。
米メディアの報道と設計者の証言をまとめると、もともと事故時の危険が高い米国発の原発が、津波や
地震のリスクを十分に考慮せず建設、運転されてきたことになる。前出のブライデンボー氏は今回の
事故について、「マーク1型格納容器が、他の原子炉ほど地震や津波の負担に耐えられないことから
(事故が)生じた」と分析している。
福島第1原発の1号機が運転を開始したのは71年。40年もの間、周囲を巻き込む深刻な事故を
起こさなかったのは奇跡だったともいえる。
****2011.03.18 ZAKZAK****
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