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人が織りなす人生ドラマ<2011.8.26>
人が織りなす人生ドラマの真実なぁんて云うものは、当事者しか分からないのかも知れませんが、今迄語り継がれて来たのか、何かの書に残されていたのか、まぁこんな所からまことしやかに伝えられている事の方が多いように思います。
かく言う私はと申しますと、それ程歴史書を読んだり、歴史小説を読み漁ったりと云った経験はありませんが、時折、急に昔に戻りたくなり、不思議な世界の方のお力を借りたくなるのです。
今日はこんな思いが膨らみ、何処かに連れて行って欲しくなりました。
そうそう、私は「冬のソナタ」以来、韓流ドラマが大好きです。
私の中学時代は、あの阪神淡路大地震で焼け野原になってしまった地域に住んでいました。あの頃の友の家は全て焼け落ちてしまって、思い出の場所は何ひとつありません。
あの時代の友の中には、韓国人や漁師の子供達、商店街の商売人の子、部落の子とあの焼け野原になった長田地域は、独特な所でもありました。
でも私には楽しく、思い出多い中学時代でした。
私は今でも思い出す友人の一言が気になっています。彼は言いました。
「何故、僕らの事を韓国人と呼ばず、韓国の方と呼ぶのだろう？アメリカ人・イギリス人と呼ぶのに僕の国の人を方と呼ぶ。これこそ差別だ。」と。
あの頃は友なのに、何言っているのだろうとしか思わなかったのですが、最近テレビを見ていても韓国人を韓国の方と呼んでいたので、なぁんとなく嫌な思いがしました。
これって、どんな心理なのだろう。きっと日本人の心の何処かに韓国にして来た痛恨の思いがあるからかも知れません。やはり、友が言っていた差別なのかも知れません。
この差別と云う言葉はどうも腹が立つ。
部落民と云って、蔑まれて泣いていた友がいた。部落民と云うだけで結婚が出来ず苦しんでいた友をどの様に慰めてよいか分からず、一緒に泣いた日もありました。
（明日に続く）