11/08/12 20:19:42.80 Yi5fpKt90
>>234続き
「なんで見ちゃうんだろうねぇ、人間って。確認して恐怖を払拭したかったのかな?Aさんも見ちゃったらしいんだよね。声のする方を。」
先輩がそう言った瞬間、僕は唾を飲み込んだ。
「何がいたんですか・・・?」
Aさんが暗い闇の中を凝視すると、そこには四つん這いになりゆっくりとこちらに向かってくる影があった。
その間もずーっと泣き声は続いている。
声とともに近づいてくる主は、足元の方からだんだんと上半身の方へと這い寄り、丁度胸のあたりで止まった。
うっ。。。
「えっ。Aさん、感じちゃったんですか・・・?」
空気の読める僕は、こういうおちゃらけも忘れない。
その場に漂う嫌な寒気を拭い去るようにふざけてみた。
「バカ。そういう笑い話だったらいいのよ。それがねぇ・・・」
その日以来、Aさんの元には毎晩赤ん坊の泣き声と共に忍び寄る影が現れ、またその姿は月日を重ねるごとにあからさまに成長
していっているそうな。そう、まるで母の乳で成長していく赤子のように・・・。
ってのが、自分が聞いたお話です。
もう何年も前の話ですし、その後Aさんがどうなったかもわかりません。
勿論、その影も。。。
ただね、もし上記にあげたお話のように水子の霊が成長する時があるとしたなら。。
ゾッとしますよね。その世界では良くある話なんでしょうか?w
それでは長文、駄文失礼しましたノシ