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何年か前、友人から「霊能者だ」と75歳くらいのばあさんに引き会わされた。
なんでも企業の社長さんたちから相談を受ける人だとか。お金をとって鑑定？もしている。
別に何かみて欲しいと思ったわけでもないが、せっかく会えるからお茶でもしようと言われて。
会ってみると、頼みもしないのに私から見えるらしいことをペラペラと皆の前で話し出した。
確かに見えている部分もありそうだ。世の中にはそういう人もいるのだなと思った。
しかしそのばあさんの古めかしい価値観で、ああせい、こうせいと言われたところで納得がいかない。
なんとなく生返事でやり過ごしていると、どんどんと悪いことばかり言う。
なんて行儀の悪い人だろうと腹が立つと同時に、こういう商売のやり方をするんだな、という気がした。
他に２人いたのだが、その人たちはすっかり話に食らいついていたが、私は白けていた。
するとそのばあさんは「自分には金竜が憑いている」と言い出す。
そして、今１匹、誰にも付いていない小さめの黒竜がいるが、誰に付けてあげようかなぁ、などという。
きっとがっぽりお金を取られるのだろう。「悪質だわ…」と心の中で思った。
せっかくそんな能力があるのに、こういう風に使うかねぇ・・と。
この松原輝子という人は、そのばあさんと同じ匂いがする。直感だが。
長文すまんね。
そして今