11/03/04 02:36:03.49 vNAUA/MV0
そろそろねるわ
214:本当にあった怖い名無し
11/03/04 02:37:48.12 XDB66qLLO
俺もねるし
215:廃人ロザリー ◆Shako..fj2
11/03/04 02:42:01.11 c04NwX9p0
おやすみ
216:本当にあった怖い名無し
11/03/04 04:28:50.47 fUFi0JVlO
その翌日、翌々日は仕事で荷物を運ぶ事は無かった。
そして内見をしてから3日後には俺の実家の沖縄に家族で帰る予定だったので、大家には妻も気に入ってるので沖縄から帰宅した翌日、一週間後に正式に契約したいと伝えた。
そして沖縄から帰宅した6日後、八王子に着いたのは夜7時位だった。
辺りはもう薄暗かった。
バスを降り、バス停から住んでいた家に向かう途中に物件があり、ふと妻が『あの物件、もう一度見たい』と言ったので俺も最終確認の為に、暗かったが賛成した。
必要ない手荷物はその物件に置いとこうと思ったからだ。
物件の鍵は既に家の鍵と一緒にキーケースに入れてあったので、帰宅途中そのまま物件に入った。
薄暗かったが何とか室内が見える状態。俺の斜め後ろで、妻は子供を抱き、トイレを開けた。
俺は振り返ってトイレの入り口からトイレ室内を見る妻に『トイレ気になる?』と聞いた瞬間だった。
『ジャァァァァァァァァァァァァァァァァァァー』といきなりトイレの水が流れた。
妻は右手はトイレのドアノブ、左手は息子を抱きかかえている。
ファビョッた俺は『何した?』と聞いた。同じくファビョッた妻は『何にも』と答える。
急いで手荷物を持ち、狐に摘まれたような妻を急かして物件を後にした。
無言で早足で家に向かった。
帰宅してすぐに大家に電話した。
物件に曰くが無いかを聞くと大家は『出るという話しは聞いてない』と言う。
話しはって何だ?話しはって…そして慌てるかのように業者にトイレを見てもらうからと話す。
日当たりの良い部屋なのに真新しいフローリング…思えば壁紙も襖も押し入れも全面的にリフォームしていた。
その部屋だけ…。
次の日には鍵を返した。
トイレが勝手に流れるなんて有り得ないと業者は言ったらしい。
そして大家からトイレの事は口止めをされた。
その後、俺が八王子を去るまでの一年間、借り手は無く空き家のままだった。
俺は妻の地元に引っ越し、息子が1人増えた。そして離婚をし、あの時に1人バックドロップした息子と2人暮らしをしている。