11/02/28 23:44:13.21 W3ztiPBd0
>>17の親戚の家であった話 その2
先述のとおり盆と正月に行ってよく泊まっていたんだけど、これも盆での話。
その家は昔から食堂をやっていてね、でも田舎だから客はあまりいないんだ。
そこに大きな台所があって便利だからか、みんなご飯なんかそこで食べていた。
でも盆はね、大人も子供も全員寝るのが早かった、ある理由があったからなんだけど。
まずは子供たちが先に「早く寝なさい」なんて言われて食堂から追い出されるんだよね。
けどいつだったかひい婆ちゃんが大量にうどんを作っていることに気づいたんだよ。
だから俺が「お客さんが来るの?」と聞いたんだけど「ちょっとね」とはっきり答えてくれなかった。
そのことに気づいてからは毎年注意してみるようになったんだけど、ひい婆ちゃんは決まって同じようにうどんを作っていた。
そんなある年の夜、寝ていたんだけどションベンがしたくなって目が覚めた。
で、トイレへ行こうとしたらさ、トイレに行く途中にある廊下に食堂に通じるドアがあるんだけどさ
そこのドアの前を通りかかったときに誰かの話し声が聞こえたんだよね。
そしてその声の出所を探るとやはり食堂だったんだ。
でも食堂には誰もいなくて明かりもついていない、家人は俺ら親戚も含めて早く寝ている。
だから話し声が聞こえるのは妙な話なわけだ。
長くなったのでつづく。