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埋没、民家も人も 宮城・山元町、つぶれたバスに娘 '11/3/14
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そこからやや離れた場所で、菅野栄次さん（４３）と真津子さん（４３）の夫妻が、「自動車学校」の文字が見えるマイクロバスの残骸を見つめていた。
「この中に娘が乗ってるんです」と叫ぶ真津子さん。
娘の瑞姫（みずき）さん（１８）は１１日、坂元駅近くで「バスに乗りました」とメールを出した後に連絡が取れなくなった。
捜しに来た両親は小さくつぶれたマイクロバスを見つけ、のぞきこんで警察官に「ここにいるでしょ？」と指を差す。「器具がないと出せない」と
言われて「何ですぐ出してくれないんですか」と声を絞り出した。
真津子さんはしゃがんで手を伸ばし、車内に閉じ込められたまま動かなくなった娘の頭をなでた。
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