10/12/27 21:36:06 Q0tTbmzDO
>>246
「汚れた」というのはあくまで江戸時代までの、近代産業文明と無縁な日本人と比べての話ね。
その代わり江戸時代までの日本人は、粗食やつらい肉体労働に堪えねばならず、
我が子を殺したり(いわゆる間引き)、老いた親を捨てたり(いわゆる姥捨山)する、
悲しみも味わった。
そんな貧しさから抜け出すため、工業化を図り、大陸に進出した。
つまり生きるために、欧米資本家と同じことをせざるを得なかった。
それを「汚れ」と表現したまでです。
しかしそれが「汚れ」であることを意識し、あるいは無意識にせよ、いつかは
その「汚れ」から脱却しようとするのが日本人らしい所です。
例えば、欧米資本家なら欲望に忠実で、ひたすら自分の儲けを無限大にしようとする
でしょうが、日本人経営者の所得は労働者と比べ大差ありません。
それに私は、沖縄やビルマ、硫黄島など絶望的な戦況で奮闘なさった日本将兵には無条件の
敬意を抱きますが、ただ威張りたいがため無意味に戦線を拡大した将校たちは、尊敬できません。
例えば盧溝橋事件の後、政府も軍中央も不拡大方針を取ったのに、次々と既成事実を重ねて
日本を泥沼に陥らせた若手将校たち。
現地邦人が支那ゲリラに襲われるのを見ていられなかった現地駐屯軍人の気持ちは分かりますが、
だからと言って日本を破滅させるような大戦争に引きずり込んで良いわけがありません。
どうせやるなら、勝てる戦いをやらねば。