【霊感持ちの】シリーズ物総合スレ16【友人・知人】at OCCULT
【霊感持ちの】シリーズ物総合スレ16【友人・知人】 - 暇つぶし2ch171:本当にあった怖い名無し
10/12/29 22:09:50 ZwkT96qSO
>>170
ありがとう。忍の人ならスレじゃ聞けない質問あったから本人なら嬉しい
ありがとうございます

172:170
10/12/29 22:33:42 4FtVbU4L0
>>171
レスも来てる
忍本人だそうだよ

173:本当にあった怖い名無し
10/12/30 00:41:37 YAx3qeI60
自分でこのスレに書き込んで自分で話題作りとは随分セコい手を使うんだな
自己紹介板なんてマイナーな場所に偶然住民がいて
その上本人のレスの8分後にここに他人を装って書き込み
たった8分で断定して他人がここの書き込むとか実に都合のいい展開だな
しかももう一つのHNも文体の癖が一緒
少し自演を隠す努力くらいはしようよ、1日空けるとかさ、もう一つのHNは文体変えるとかさ

10 :多紀 ◆endure/O7M :2010/12/29(水) 19:02:34 ID:???O
バイトはクビになりそうだな。
↓8分後
167 :本当にあった怖い名無し:2010/12/29(水) 19:10:07 ID:oWcFgl+JO
ここの多紀ってコテの生い立ちが忍の人と似てるけど別人かな

174:本当にあった怖い名無し
10/12/30 01:46:05 PbaDLvlQO
>>173
元々のスレも知らずに自演とかwwwwww
自分がいつも自演しているからですね。わwかwりwまwす
多紀さんが忍の人だと指摘している人は携帯IDが二人なわけだけどwwwwwwwwwwwwwwwwww
ちなみに夜の使いは他スレで延々と多紀さんに粘着してて多紀さんが自己紹介板にスレ立てして誘導したんだよm9(^Д^)プギャー

175:本当にあった怖い名無し
10/12/30 08:50:29 YAx3qeI60
まぁ頑張って自演で話題作りしてくれ


176:本当にあった怖い名無し
10/12/30 12:33:31 h4GdSMtXO
自演もここまでくると酷いな

177:本当にあった怖い名無し
10/12/30 12:46:59 dA4NNcSo0
174の文章の品性の無さがそのまま関わってる物のレベルの低さを物語ってるな
中学生?


178:本当にあった怖い名無し
10/12/30 12:55:26 dA4NNcSo0
というかそのリンク先の板スゲーな
電波と池沼の集まり
そこにいるって時点で頭のおかしい人だと思う
そしてそのスレとここをリンクさせようとする神経も想像を絶する


179:本当にあった怖い名無し
10/12/30 15:56:14 CZPTglfx0
>>163続き

「だからなんだって聞いてんだよ」
『昨日の子、もしかしてお前匿ってる?』
少し考えてから答える。
「ああ…それが?」
『気をつけろよ…昨日、俺確かに彼女の背中に光るものが見えたんだ』
「で、お前はそれが包丁だと思ったのか?」
『うん』
「早とちりしすぎだバカ。他にも光るものがあるだろうが」


180:本当にあった怖い名無し
10/12/30 16:28:03 JgpKP/IQ0
まあ、あれだ
忍の人が元気そうで安心したわ

181:本当にあった怖い名無し
10/12/30 17:01:12 CZPTglfx0
写真立てとか鉄とか。
『だから少し考えてから電話したんだけどな。思い違いならいいんだ』
「ああそうかい。じゃ切るぞ」
『あ、そうだ。今度そっち行くから紹介してお』
「却下」
そして電話を切った。


182:本当にあった怖い名無し
10/12/30 17:01:50 CZPTglfx0
「メリー、明日何かやりたいことある?」
俺達が寝る直前に聞いてみた。
「私?ん~…」
少し長めに考えてからメリーが口を開いた。
「ちょっと外の世界が見てみたいな…お昼ぐらいのが」
ビンゴ。



183:本当にあった怖い名無し
10/12/30 17:02:15 CZPTglfx0
「んじゃ明日買い物にでも行こうか。土曜日だし」
「本当に!?」
子供のようにはしゃぎながら抱きついてくるメリー。
「ホントホント。俺はあまり嘘つかないよ」
メリーの頭をなでながら言う。
「お金は大丈夫なの?」
「大丈夫、四十万ぐらいはある」
高校の時からバイトで貯めた金だった。


184:本当にあった怖い名無し
10/12/30 17:03:50 CZPTglfx0
とりあえず使う予定もなかったし、彼女のために使うなら本望だ。
「とりあえず今日はもう寝よう、な?たぶん明日走り回ることになるし…」
「うん!じゃお休み!」
メリーが俺をベッドの上に押し倒しながら寝転がった。
どかそうと一瞬思ったが、メリーの幸せそうな顔が目に入った。
(やれやれ…かわいいやつだな、もう…)
とりあえず俺はメリーに抱きつかないように仰向けになって寝た。




185:本当にあった怖い名無し
10/12/31 11:12:16 dnD895n40
ウニくるかな

186:本当にあった怖い名無し
10/12/31 19:09:26 I4zVVwSS0
その板に住んでる時点でなんかガッカリだな忍の人
ミステリアスとかじゃなくただのキチガイじゃん
しかも状況的に167は自演だよね
色々都合が良すぎる


187:本当にあった怖い名無し
10/12/31 19:54:54 nNyQasRQO
ナナシ、ケイさん(藤原君)もサイトなりブログやって馴れ合ってるわけだし、それが2ch内でもかまわないと思うけど

ミステリアスなんて読み手が勝手につけたイメージだし、忍の人は他の書き手よりも個人情報ダダ漏れなのに何をって感じ
ミステリアスなのは忍であって書き手の多紀じゃないよ

188:本当にあった怖い名無し
10/12/31 20:05:10 2Y2efw6H0
ファン暦3年目にして初の生ウニあるか 今日こそ

189:では、
10/12/31 20:16:35 vp/IgyDP0
また来年

190:本当にあった怖い名無し
11/01/01 18:44:11 sqIPj8EgO
あけましておめでとう
ウニ後編楽しみだ

稲男や俺さんも続き期待です

191:本当にあった怖い名無し
11/01/01 23:49:59 rNS1VSEj0
あけおめことよろ

192:本当にあった怖い名無し
11/01/02 06:48:18 dvhDha4jO
>>191
えっちなのはいけないと思います

俺さん期待

193:本当にあった怖い名無し
11/01/02 10:47:16 kv1wbhsd0
あけおめこ

194:本当にあった怖い名無し
11/01/02 17:06:17 HBzgI/2i0
おまんこ新年

195:本当にあった怖い名無し
11/01/03 09:24:43 bRLQIpIS0
しかしアレだなこのスレ
作家を擁護してる側の方が荒らしてる側より品性が下劣ってのが笑える状況だな

笑ってはいけないシリーズ物総合スレSP

デデーン

赤緑 アウトー

196:本当にあった怖い名無し
11/01/03 13:15:11 YoudBGtW0
文体バレバレの自演で笑われてるのを気付かない荒らしがオカルト

197:本当にあった怖い名無し
11/01/03 15:33:05 bRLQIpIS0
うーん
その無駄な攻撃性はどうにかならんかね
一つ言わせて貰うとそれ既に荒らしに調教されてる
あれらはスレが自分らの攻撃だけでは瓦解しない事を知ってる
だから馬鹿な発言をして「わざと」相手に下種な勝利感を与えてやる
人間てのは以外に単純だから明確な勝利を目の前に突きつけられると驚くほど勝ち誇り、理性を失う
偽りの成功体験を与え、相手を自分たちと同じ次元まで落としてやるわけだ
これでもうスレは100%煽りと叩きのみとなり終焉を迎える
そしてそれは今このスレで完成しつつあるね
これの厄介な所は賞賛以外の意見は全て罵声の対象とし、住民を以ってスレを衰退せしめる事だ


198:本当にあった怖い名無し
11/01/03 17:58:47 lz2E2Mph0
等と意味不明のことを供述しており

199:本当にあった怖い名無し
11/01/05 00:46:46 Z/8m9vfK0
このスレのまともな人は作品の感想と乙ぐらいしかレスしないから
相手にすんなよ

200:本当にあった怖い名無し
11/01/05 23:53:02 YUE9YpCX0
「このスレとお前らを許さないネンチャック」については定期的に告知した方がいいかもね。

201:本当にあった怖い名無し
11/01/06 07:50:21 uOg7KA9t0
作品の感想、ネガティブな内容のは別だけど、それ以外は皆このスレの存在を許さない荒らしと見ていいだろう
あと新規の投稿とか言ってるけどどうせまた荒らしの寝言だろ
違ったとしてもいらねーんだよ新参は


202:本当にあった怖い名無し
11/01/06 13:36:34 7GsQsq4F0
別にネガティブ感想もいいとおもうけどね~
例えに挙げて恐縮、師匠シリーズの中にも駄作はあるだろうし、むしろ師匠シリーズだからなんでも面白いっつー方が不健全だと思うわぁ

と、ここまで書いて>>201がネンチャックだと気付いた
なんだ新規の投稿はいらないってwバカスwww

203:本当にあった怖い名無し
11/01/06 14:36:17 7lESHdCu0
>>202
気に入らない書き手に粘着して叩きまくって追い出してしまうようなことがあったから
批判を荒らしと認定するようになったんだから不健全に見えるけど仕方ない

204:本当にあった怖い名無し
11/01/06 20:39:40 h1NVBnRH0
>>196
貶める発言があれば必ずこういう奴がこういうレスしてるけど、同じ奴か?
どうしてもこのスレが気に食わない奴は一人しかいないって思い込みたいのかね
まーその方が幸せだろうがね


205:本当にあった怖い名無し
11/01/06 20:40:59 h1NVBnRH0
>と、ここまで書いて>>201がネンチャックだと気付いた

ほらほら言われてますよ~>>201さんww

206:本当にあった怖い名無し
11/01/07 01:13:03 Lx+ZCITx0
絶賛以外の書き込みが全部荒らしに見えてムキムキくる時点でスレの末期なんだよ
最終的に「絶賛以外のレスは禁止」とか言い出す
スレを潰すのは荒らしじゃなくいつだって当の住民という皮肉
勝手に自分で先細りして敵作って崩壊してく

207:本当にあった怖い名無し
11/01/07 01:43:12 fxOckA9K0
論点のすり替えですね

208:本当にあった怖い名無し
11/01/07 02:03:03 vfnaMpK10
>>206
絶賛以外禁止って誰が言ったんだ?
もちろん201は無しな
お前と同じ荒らしだから
それかお前本人かな?

209:本当にあった怖い名無し
11/01/07 02:15:59 7/Ky94DD0
つまり誰も言ってないことが見えてムキムキきてる>>206の頭が末期なんだな

210:本当にあった怖い名無し
11/01/07 08:37:01 hn7+shHs0
書き手側の意識の違いがありすぎるんだよ。
読んで貰いたいから書く人。
書いてやってる人。
文面にありありと出てるからね。面白くない物は素直に反応したほうがスレとして正常な流れだと思うよ。
書き手のレベルが上がるどころか下がっているのは間違いない。

211:本当にあった怖い名無し
11/01/07 15:32:10 P5SzbKwF0
メリーさんですら読んで貰いたいに決まってる。
金も貰えないのに「書いてやってる」なんて変な意識のやついねぇよ。
ただし、このスレに自分の話が合ってるかどうかは全員自覚した上で書いてると思う。

212:本当にあった怖い名無し
11/01/07 16:27:12 9fzo8aP30
変なのは放置で。

213:本当にあった怖い名無し
11/01/07 20:30:43 UiFdu/g40
>>208
>絶賛以外禁止って誰が言ったんだ?

お前は>>206のあの文面を読んで誰かが「絶賛以外禁止」って言ってると読み取ったのか?

>最終的に「絶賛以外のレスは禁止」とか言い出す

こんな調子だと最後には「絶賛以外レス禁止」とか言い出すんじゃね?って事だろ
こんな国語力でよくこのスレの長文読めるなあ
バカは書き込むなよ。ややこしくなるw


214:本当にあった怖い名無し
11/01/07 23:05:12 i7LLvopJ0
もういい加減言い争いはやめようぜ。
お互いどうせ冷静に話し合うなんて出来ないんだろうから。
いっそのこと、書き手以外は女言葉で書き込むこと、って言う規則でも作ったらどうだ?
どんなムカつく内容でもカマっぽく見えて思わず笑ってしまわずにはいられなくなるかも知れんw

215:本当にあった怖い名無し
11/01/08 00:14:30 MauCm4Il0
シリーズ完全新作予告!
――かつては親友だった
「信也ァ!!」
――成り果てたる狂気の妄念鬼
「こいつを生かすも殺すも貴様たち次第だな」
――廃墟となった巨大な屋敷に乗り込んだ一行
「気をつけろ!天井が崩れるぞ!」
――青っぽい恋愛
「守るって約束したかんな」
――暗闇の中に巣食う何か
「気のせいだ、何もいない」
――因果は驚くほど近くに存在した
「親父ィ!!」
――明かされる真実
「もしや、貴方が廃寺の元住職なのですか!!」
――憎悪の果てに・・・・
「何故助ける!!離せ!!」
「やかましい!お前がどう思おうとお前は俺の親友だ!!」
―――紡がれる物語は螺旋の如く絡み合う
「皮肉だな、忌まわしい”コレ”だけが唯一、おぞましい”アレ”を壊せるだなんて」

――ポロリもあるでよ
そのうち公開予定!!

216:本当にあった怖い名無し
11/01/08 00:23:17 5Xr4m0800
密かに期待

217:本当にあった怖い名無し
11/01/08 06:30:38 Wa4GESjZ0
>>204が面白いこと言ってるな。

「どうしてもこのスレが気に食わない奴は一人しかいないって思い込みたいのかね」

馬鹿過ぎて笑えるし、そこが特徴的なんだな。
こいつID変わりまくりで自演しまくりなんで、「変な奴は一人」と思い込むのは意外といい考え方かもよ。
まあ仮に複数いたとして、コレのせいでスルーされるのは可哀想だけどしかたないね。


218:本当にあった怖い名無し
11/01/08 06:43:43 c8jovmiP0
>>204>>217が同じ奴だとさらに面白いな

219:本当にあった怖い名無し
11/01/08 07:20:02 dz+yFx3g0
ウニ氏まだかなー待ってますよー

220:本当にあった怖い名無し
11/01/08 16:14:01 vnso6gG10
>>219
去年は話数少なかったしな

荒らしは放っておけ。構うから図に乗る

221:本当にあった怖い名無し
11/01/08 22:34:13 cubbjFfP0
>>217
まだ言ってるww
だから、一生批判レスは一人の粘着による自演だと思ってろよw

まあ、俺は確かにお前らの相手が面白いから良くするけど、普通に俺以外にもこのスレを馬鹿にしてる奴のレスはあるよ。残念ながら

>まあ仮に複数いたとして、コレのせいでスルーされるのは可哀想だけどしかたないね。

仮に、とかwアンチが複数いるのが「仮」って?馬鹿じゃねーの?
一人の粘着しかいないって本気で思ってるんだなあ
というかさ、「コレノせいでスルーされる」ってどういうこと?お前を筆頭に絡みまくりだろw
やることなすこといちいち滑稽すぎて哀れすぎるわw

222:本当にあった怖い名無し
11/01/09 00:34:56 ob+uOxJ10
あんまりいじめんなよ
このスレは臭い物に蓋をしてくれてる大事な隔離場所なんだから
考えてもみろ、ここの書き手が洒落怖スレや他の文章系スレに移住して
そのスレを無茶苦茶にする光景を
寒気がする

223:本当にあった怖い名無し
11/01/09 15:53:28 fNgwDd+F0
>>221-222

さあ、この両者が自演だと思う人は自演だという根拠を聞かせてくださいwww

224:本当にあった怖い名無し
11/01/09 18:39:23 4BI+QDPW0
>>221と223は同一人物だろうな。頭わるそな文体も同じやし。
>>222はいっつも同じこと言ってる人だな。たぶんツンデレです。

225:本当にあった怖い名無し
11/01/09 19:35:32 GCfhUgZ+0
何がそんなに面白くてwばっか付けてんだよw

226:本当にあった怖い名無し
11/01/09 20:48:18 fNgwDd+F0
頭わるそな文体も同じやし。
頭わるそな文体も同じやし。
頭わるそな文体も同じやし。
頭わるそな文体も同じやし。
頭わるそな文体も同じやし。



227:本当にあった怖い名無し
11/01/10 02:35:18 TCLVf8LB0
          ,      /〃ハヾ  / ∧∨〃、ヾ} l| :}ミ;l\
        /〃// / 〃l lヽ∨,〈ヾ、メ〈 }} ;l リ ハ l`!ヽ.
          //' /,'  ,' 〃 l l川/,ヘ丶\;;ヽ/:'/〃∧ l ト、:l !
         〃,'/ ;  ,l ,'' ,l| レ'/A、.`、\;;ヽ∨〃/,仆|│l }. |、
         i' ,'' l| ,l ' l. !| l∠ニ_‐\ヽ;\,//,イ| l | l ト/ λ!   、
.        l ;  :|| ,'i:/ l| |:|: |``'^‐`ヾ∨`゙//|斗,l ! | ,タ /l.| l  三__|__
       l ' l |」,' l' lハ |'Ν    ̄´ /` ,|l_=ミ|! ly' ,〈 :|| |  口 |
        |l .l H|i: l | ゙、| l        _.::: ,!: l厂`刈/ /!} :l|    ‐┬‐
        |! :l |)!| ! |  ヽ      '´ ’/'_,.   ノイ.〃/|!    │田│
        l|l |l 「゙|l |`{             ..   _   |}/,ハ l     ̄ ̄  
       |!l |l、| !l :|.      ‘ー-‐==ニ=:、__j:)  l'|/|l リ    、 マ
ヽ ̄ニ‐、__.」乢!L!lヱL」__           ー、 `'''´   从「 /     了 用 
 \ `ヽ\      /l |       / ̄´     //        '"`ー‐
.  ,、  l  ゙、    / ' |、      {        /l/         ,
   '}  l  ゙,    /   |:::\      }     ,.イ/          レ |  
   l  l   l  ,.イ   l:::::::::\__   `'-‐::"// |′          ノ
   l   !   K ヽ,、 \「`''''''''"´:::::::;;:" //          
.    l   l   ト、\( _.... ヽ  .:.::::::::;;″ /'       _    
\   |  l|  八、ヽi´    | .:.:::::::::::::i' .:/'"´ ̄ ̄ ̄ ,.へ\


228:本当にあった怖い名無し
11/01/10 20:05:21 cPsaIV1k0
頭わるそなw

人に頭悪い、と指摘するはずがてめえの頭の悪さを露呈とか一番恥ずかしい

229:本当にあった怖い名無し
11/01/10 21:15:59 fIqI46bf0
キモ。そういう自分が思いっきり釣られてるじゃないか。

230:本当にあった怖い名無し
11/01/11 22:06:38 6Y53nB3r0
このスレにいる粘着をどうやって打倒するか徹底討論!
奴らをケチョンケチョンのギッタンギッタンにするのが目的という噂!
殴り合いや激論のすえにどうにかこうにか辿り着きましょう!

以降500レス以内での作品投下は邪魔なのでご遠慮ください


231:赤緑 ◆kJAS6iN932
11/01/12 13:45:14 aXGJJGd00
[激流]

1/15
炎の中、私は今日何度目かの眠り―失神から、目を覚ました。

あ、いけない…

慌てて真奈美ちゃんの様子を窺う。

…良かった。どこにも火は移っていない。

私はホッとして、彼女を抱き寄せる。
辺りには煙が満ちてきて、伏せていないとどうしようもない。
もはや立ち上がることができない以上…ここから出る術は無くなってしまった。

もし…
私の体が燃え出したら、私は真奈美ちゃんから離れないといけない。
燃え移ったら、大変。

そうやって、燃えて…灰になっても、私はこの子を守れるかな?
死んでしまったら終わり?それとも、霊になって守り続けることはできる…?


232:赤緑 ◆kJAS6iN932
11/01/12 13:47:21 aXGJJGd00
2/15
炎に囲まれ、その熱さにジッと耐えながら、私は以前、祐一さんを家に招いたときの事を思い出していた。

「どこかで、少しお話できませんか?」

夜遅い時間、電話で突然そんな事を言われたときは、心臓が止まるかと思った。

すぐに頭を切り替えて、”本部長”として対応したつもりだったけれど、あんな時間に男の人を家に招くなんて、軽率だと思われたかも知れない。

彼が家に来るまで、急いで掃除をして、着替えて、お酒の準備をして…でもきっと飲まないだろうから、お茶の準備もして。
あんなにドキドキしたのは、生まれて初めてのことだった。

でもそうやって期待し過ぎたせいで、実際の用件を聞いたとき…私は彼に、酷い態度をとってしまった。

事件から手を引かせるためとは言え、彼が何よりも大切に想っている真奈美ちゃんのことで、あんな風に脅して…。

上手くないやり方。
冷静さを失っていたのかも知れないな…と、そんな事を思う。


233:赤緑 ◆kJAS6iN932
11/01/12 13:50:14 aXGJJGd00
3/15
真奈美ちゃんは相変わらず眠ったまま、目を覚ましそうにない。

少し心配だけど…今は、それが幸いな気もする。
炎に包まれて、怖い思いも、苦しい思いもしないで済むから。

でもひょっとしたら…彼女は今、怖い夢を見ているかもしれない。
夢の中で、炎に焼かれているかもしれない。
苦しんでいるかもしれない。
それが気掛かりだ。

こうして抱きしめてあげれば、怖い夢から解放される?
優しく包み込むことで、見る夢は変わるもの…?

分からないけど、私にはもう、それくらいしかできない。
後は…そうだ。
子守唄でも歌ってあげようかな―…

…と、そんな事を考えていたときだった。

私の目の前に、”それ”が現れた。


234:赤緑 ◆kJAS6iN932
11/01/12 13:54:12 aXGJJGd00
4/15
白い影。

そんなものは見たことがないけど、正にそれだった。
横になっている私の目の前に、白い影が立っている。
そして、それが徐々に人の形を成していき…やがて、女性と分かる形になる。

炎の中に浮かぶ、白いシルエットのような存在。
…幻覚かな?
それとも、これがあの…”お迎え”というもの?

それを見上げたまま、ただ漠然とそんな事を思っていると…頭の中に、声が聞こえてくる。
声の主は…目の前の影だ。
そして、その声を聞いて、何故か分かる。
これは、生きている人間の声だ。
でも、ここには居ない。居るのは…影?魂?
これは―生霊?

その声は、私に何かを伝えてくる。
しかし意識が混濁していて、聞こえてはいるけど、理解ができない。
でも、その中から1つの言葉を聞き取ったとき…私の頭の中で、何かが弾ける。

そして私は、すぐに行動に移った。


235:赤緑 ◆kJAS6iN932
11/01/12 13:58:37 aXGJJGd00
5/15

往来会本部前。

そこには消火活動を続ける数名の消防隊員と、大勢の野次馬が居た。

「火災が発生してから、建物の外に逃げ出してきた」という往来会の人の話では、中には誰も居ない、ということだった。

火は建物全体に広がっており、その様子から、出火元は1箇所ではなく、複数の箇所であることは明らかだった。
そしてそのことからも、消火を行っている隊員の多くは、これは放火によるものだと確信していた。

そんな中…。

燃え盛る炎に紛れ、微かな音が聞こえてくる。

隊員達は手を止め、その音に耳を澄ます。
野次馬達も声を潜め、その音を聞く。

それは、異常を告げる音。
助けを呼ぶ音。

―汐崎真奈美が父に言われて持っていた、防犯ブザーの音だった。


236:赤緑 ◆kJAS6iN932
11/01/12 14:00:48 aXGJJGd00
6/15
その音の意味を悟った消防隊員が、隊長に指示を仰ぐ。

隊長は逡巡する。

往来会の人は、「中に人は居ない」と言っていた。
ならばこれは、何かの拍子で、ひとりでに鳴り出した音では…?
人が居ないと言われているのに、炎の中まで確かめに行く必要があるか…?

しかしそのとき、周りを囲む野次馬の中から、声があがる。
「中に誰か居るんじゃないのか?」

それと共に辺りがざわめき始める。
誰も居なければ、それで良い。しかし、もし居たら…?
隊員の誰もがそう考え、覚悟を決める。

そして、隊長の指示の元、数名の隊員が建物内に突入していった。
聞こえてくる音の、発信源を求めて。


…後日のニュースでは、こう報道される。

社団法人往来会のK県本部が全焼。
放火の疑いあり。

…死者1名、と。


237:本当にあった怖い名無し
11/01/12 14:06:18 yekT4AZC0


238:赤緑 ◆kJAS6iN932
11/01/12 14:08:11 aXGJJGd00
7/15

源川会長との短い話を終え、私は隣の部屋に戻ってきた。

すると、待っていた副会長が私をジッと見つめ、こんな質問をしてくる。
副会長「秘密の話でもしていましたか?」

別に、秘密がどうのという話でもなかったので、よく意味が分からなかった私は答える。
私「いえ、特には…」

それを聞き、しばらく私を見つめた後、副会長は満足気に微笑む。

…なんか、嫌な笑顔。
でも私は、それどころじゃなかった。
頭の中で、色々なことがグルグル回っていた。

優理ちゃんのこと。
出会って、すぐに仲良くなって、キーホルダーを交換して…
最期には、あの子にとって一番大切だったもの―ラット君を預かった。

一緒に居た時間なんて、ほんの僅かの間だ。
でも私は、あの子が何を望んでいるか、何を喜んで、何を悲しむかを知っている。
源川さんと話をして、それが良く分かった。


239:赤緑 ◆kJAS6iN932
11/01/12 14:11:35 aXGJJGd00
8/15
佳澄のことだって、そうだ。
きっと、この世界で「生きていた彼女」の事を一番良く知っているのは、私。
次に、古乃羽かな?そういう記憶力じゃ、負けないんだから。

では…彼は?彼のことは?

副会長「では、こちらに」
副会長さんがそう言って、私を部屋の中央―壷が置いてあるところまで連れていく。
背中に手を添えて…まるで、もう逃がさないとでも言いたげに。
でも、そんなことはどうでもいい。私は、もっと考えないといけない。
私…私は―

…彼のことを知らない。

何でなの…?
付き合っていたのに。
彼のこと、あんなに好きだったのに。

何で、もっと…彼のことを知ろうとしなかったのだろう。
彼が生きているうちに、何でそれができなかったのだろう…。

…あぁ、だから、なんだ。
やっと分かった。
だから私は、こんなにも彼に会いたのね。
彼のことを、知りたいからなのね?

…でもそれって、なんて―ひどい話なの?
そんなの、生きている人間のエゴじゃない―


240:赤緑 ◆kJAS6iN932
11/01/12 14:16:49 aXGJJGd00
9/15
副会長さんが箱から壷を取り出し、座っている私の目の前に置く。
あ、あの壷…蓋が付いているんだ、なんてことを、頭の片隅で思う。

副会長「さぁ、どうぞ。蓋をお取りください」
私を促す副会長。
そんな私の頭の中は、相変わらずモヤモヤしているけど…
今ここに至って、急速にそれが晴れていく感じがする。

相手が生きているうちに出来なかったことを…してあげられなかったことを、死んでしまってからやろう、なんて。
後悔したことを、自分だけ戻って、やり直そうなんて。

それで、前に進むなんて言えるの?
…んーまぁ、言えなくはないのかな。
ただそれって、後ろ向きな考えよね。

そんな風に、後ろを向いたまま前に進む?
私は、それでいいの?
そんなことでいいの?

…イヤに決まっている。私は、そんなことは望まない―

自問自答を繰り返していくうちに霧が晴れ、視界が開く。
目の前が明るくなる。

…そしてそこで、気付く。
私を見つめる視線。
部屋の周りに立つ人々の、その暗く淀んだ目の正体に。


241:赤緑 ◆kJAS6iN932
11/01/12 14:18:34 aXGJJGd00
10/15
あの目…。
そうだ。どこかで見たと思っていたけど、やっと思い出した。

―暁彦だ。
ずっと前に古乃羽が言っていた、あの「嫌な目」だ。
これはどういうこと?
…なんて、考えるまでもない。

「暁彦もね、小さい頃にあの壷を見たの」
源川さんはそう言っていた。更に容子さんもそれを見た、と。

明らかに常軌を逸していた暁彦。
壊れていた、と言っても差し支えは無い。

暁彦がそうなったのは、いつから?
父親の実験台になってから?母親が亡くなってから?
それとも…壷を見てから?

…分からない。
本当のところは、分からない。

でも、もし壷を見たときからだったら、どうなるの?
一緒に壷を見た母親―容子さんは亡くなって、生き延びた暁彦はどうなったの?

そう考えながら、私は目の前に置かれた壷を見つめる。
そして…全てを理解する。


242:赤緑 ◆kJAS6iN932
11/01/12 14:21:41 aXGJJGd00
11/15
暁彦が壊れてしまった本当の理由と、母親である容子さんの死因。
源川さんが望んだことの理由。
それと、私の進む道―

全て分かった。
そして、今するべき事が決まった。

目の前には、副会長が居る。
私に壷を見せたがっている、暗い目をした副会長が。
…間を置いたらいけない。

やるなら、すぐに。迅速に―
意を決した私は壷に手を伸ばし、両手でそれを掴み、立ち上がる。

副会長「何を―!?」
私の突然の行動に、副会長が驚きの声を発する。
そして私を止めようと、手を伸ばしてくる。
部屋の周りの人々も、私に向かってこようとしている。

…でも、遅い。
私は手にしたものを頭上高く掲げ、副会長を避けるように横を向く。

先に進むって、こういうことよ―

そして息を深く吸い込み、目をきつく閉じると、壷を思いっきり床に叩きつけた。


243:赤緑 ◆kJAS6iN932
11/01/12 14:25:53 aXGJJGd00
12/15
壷が割れる音。
少し耳障りな、砕け散る音。

下が畳だったので不安ではあったけど、私の耳には、私の望む音が聞こえた。

…でも、破片が足に当たるような気配がない。
破壊音は聞こえたけれど、何かが飛び散ったような気配がない。
その後に、当然聞こえてくるであろうと思っていた、副会長の声もない。

静寂。
時間が止まったかのような、静寂。

…そして聞こえてきたのは、叫び声。
無数の叫び声が、どこか遠くから広がってくる。

それと同時に、突然辺りの空気がうねり出し、大きな流れが生じる。
私はその力に押し流されそうになり、目を閉じたまま、両手で耳を塞ぎ、その場に膝をついてうずくまる。
立ってなんて居られない。

流れの行き先は、私のすぐ前の床…壷を叩きつけたところだ。
様々なものが、そこに吸い込まれていくのが分かる。
私の横を、たくさんの…何かがすり抜けていく。
何だろう。物じゃない。魂…?分からない。
そんなの、私に分かるわけがない。
ただ分かるのは…それに身を任せてはいけない、ということ。

これに流されていったら…その先に何があるのかなんて、想像もできない。
でも、その先に行ってしまったら、絶対に戻って来られないことだけは分かる。


244:赤緑 ◆kJAS6iN932
11/01/12 14:28:29 aXGJJGd00
13/15
私は、ここに居たいの。
まだここに居させて。お願い―

そう願いながら、何とかその場に留まる。
どこにもしがみつく物が無いから、私は…私自身に掴まる。
この存在に。この命に。
“流れに負けない重たいもの”を考えたとき、真っ先にそれが浮かんだから。

でも…
流れは更に激しさを増し、私を巻き込もうとする。
私の身体から何かが抜け出て、流されていく…そんなイメージが浮かぶ。

それをどうやって繋ぎとめれば良いのか、私には分からない。
ただ歯を食いしばって、引き剥がされそうになるイメージを頭から振り払いながら、耐え続ける。

ここに居たいと、強く願う。
命にしがみつく。
必死に、しがみつく…
けど、もう…何だか、息が詰まってきて…

流れが一段と、激しくうねり出す。
非情に、容赦なく私を責め立ててくる。

ダメ…このままじゃ、私―


245:赤緑 ◆kJAS6iN932
11/01/12 14:31:12 aXGJJGd00
14/15
―と。

1つの小さな手が、私が押し止めてくれる。
…すぐに、優理ちゃんの手だと分かり、頭の中にあの子の姿が浮かぶ。

それと、他の人の姿も。

面倒そうな…でも、仕方ないわね、といった顔の佳澄。
それと、照れくさそうな顔をした男の子。
…私の方が、大分年上になっちゃったな。

それから、古乃羽の姿。
昔、私の手を握っていてくれた古乃羽。
私を繋ぎとめてくれた古乃羽。
あー…。これ、絶対に後で怒られる。
こんな体験しました、ってこと、黙っていようかな?
…なんて、ダメよね。お説教は覚悟しなきゃ。

そして更に、頭の中には私の大切な人達が次々と浮かんでくる。
両親の姿や…北上まで。
雨月君も浮かんできたから、まぁ、これはきっと友情ね。

って…、これってもしかして、走馬灯?
なんて一瞬思ったけど、きっと違う。
最後に舞さんの姿が浮かんだとき、そう、確信できた。

何故か舞さんは、私のすぐ傍に居るような…そんな感じがした。


246:赤緑 ◆kJAS6iN932
11/01/12 14:35:37 aXGJJGd00
15/15
私は、流れの中、ジッと身を固める。
もう、平気よ。
決して揺るがない。流されたりしない―

そう強く思い、私はそこに居続ける。
激しい流れにもビクともせず、不思議と、穏やかな心で。

そして…しばらくすると、流れが緩やかになってくる。
聞こえていた叫び声も小さくなり、消えていく。

やがて流れが完全に止み、辺りが静寂に包まれ…
私は、そっと目を開ける。

私の周りには、誰も居ない。
広い部屋に1人、ポツンと座り込んでいる。

私は程よい脱力感の中、ゆっくりと身体を起こす。

あまりに静かで、まるで何事も無かったように思えるけど…
私の目の前には、あの壷が入っていた箱だけが置いてある。

その空っぽの箱が、私に全てが終わったことを、教えてくれた。




247:本当にあった怖い名無し
11/01/12 14:42:12 Zg6hegiz0
乙!

他にも投稿増えればいいんだけどな

248:本当にあった怖い名無し
11/01/12 14:42:43 vpD7sGPI0
毎度乙です。

249:本当にあった怖い名無し
11/01/12 18:03:20 lWXilWbk0
赤緑Z!

250:本当にあった怖い名無し
11/01/12 21:05:59 pTUlr9jM0
今ドラゴンクライシス見てるんだけどコテコテのハーレム物だな
1話時点で3人主人公に惚れてる確定
声釘宮だし
媚び過ぎ、視聴者を舐めてる、今のアニメ界はこのままじゃ未来は無い
もっと骨太な作品をつくろうとは思わないのか
本当に腹立たしい
とりあえず視聴決定
読んでないけど赤なんとかさん乙

251:本当にあった怖い名無し
11/01/13 10:10:09 ZxXfjxHG0
赤緑乙

252:本当にあった怖い名無し
11/01/13 19:22:08 f+wb8SMR0
全世界、全人民に告ぐ。私はメリーさんだ」

 社員食堂のテレビが突如として変な映像を映す。
 おかしい、さっきまではお昼の定番長寿番組を見ていたはずなのだが。

「あれ、なんですかね」

 テレビを指さして先輩に訪ねる。

「春だからね」



253:本当にあった怖い名無し
11/01/13 19:24:10 f+wb8SMR0
回答になってない。が感覚の領域では納得している自分を感じる。
 日本人に共通して「春」のイメージがあることの証明になるかもしれない。
 季節を理由にするのは季節のある国にしかできないな、と思った。

「繰り返す、私はメリーさんだ」



254:本当にあった怖い名無し
11/01/13 19:25:29 f+wb8SMR0
 テレビは相も変わらず意味不明な映像を映し続けている。
 青一色の背景。少女が自分の名前を連呼している。
 他の社員達は全員奇妙なものを映すテレビにくぎ付けになっている。

「あっ、ちょっと待ってくださいよ」



255:本当にあった怖い名無し
11/01/13 19:34:10 f+wb8SMR0
先輩が席を立ったので呼び止める。
 後輩の食事が終わるのくらい待ってくれてもいいじゃないか。

 いや、そこで待たないのが先輩らしい、とも思える。
 我ながら矛盾してる。でも矛盾は嫌いじゃない。



256:本当にあった怖い名無し
11/01/13 19:37:13 f+wb8SMR0
「メリーさん、知らないの」

 知らないから聞くんだろうが、とは口が裂けても言えない。
 コクッ、と頷いて次の発言を促す。

 先輩から話し始めること自体、珍しいケースだ。
 変なことを口走って機嫌を損ねてはいけない。



257:本当にあった怖い名無し
11/01/13 19:41:05 f+wb8SMR0
 先輩が説明してくれたメリーさんとはよくある怪談だった。
 デモンズウォールみたい、と思ったけど口にはしない。口は災いのもとだ。

「で、そのメリーさんがなんでテレビに」

「春だからね」



258:本当にあった怖い名無し
11/01/13 19:44:18 f+wb8SMR0
 興味がない、という意味だと判断。
 先輩は私が食べ終わったのを見て返却口まで早足で歩いていく。

 その後ろを慌てて追いかけてい行く。
 先輩の後ろには私がいる。



259:本当にあった怖い名無し
11/01/13 19:45:31 f+wb8SMR0
 ふと、先輩がテレビに映るメリーさんに大して何にも思わなかったのは、
 後ろに常に私がいるからじゃないか、という考えが浮かぶ。

「俺の背後には君がいるから」

 そんな台詞が先輩の口から出るのを想像する。
 気持ちが悪い。先輩の柄ではない。



260:本当にあった怖い名無し
11/01/13 19:48:38 f+wb8SMR0
 それに私がいたいのは先輩の後ろではなく隣なのだ。

 さっきのメリーさんの怪談にはオチがない。
 語り手が後ろにいるメリーさんにどうされたのか分からない。



261:本当にあった怖い名無し
11/01/13 20:02:20 f+wb8SMR0
 そこに想像の余地があるから広まった話なのかもしれない。
 後ろの次はどうなったのか、その疑問への回答は人の数だけあるに違いない。 

 今はまだ先輩の後ろでも、いつか先輩の隣にいれるように。



262:本当にあった怖い名無し
11/01/13 20:18:24 f+wb8SMR0
メリー「もしもし、私メリー。今あなたの後ろをいただいてるの」

男「アッー!!」

メリー「初めてか?力抜けよ」



263:本当にあった怖い名無し
11/01/13 23:07:59 7xrFOG5N0
シリーズスレのテーマ曲が決定しました
URLリンク(www.nicovideo.jp)

264:本当にあった怖い名無し
11/01/14 01:09:51 4QszvUCu0
ウニ待ち伏せ中
(`・ω-)▄︻┻┳═一

265:本当にあった怖い名無し
11/01/14 19:46:57 Uc9f5sKX0
伏兵掃討中
        ---ェ=[]]ニi
          r‐ェュ,>'三`ェ-、,、,、
     iliニ)ニ)二)}〈'〈r、ririri-ー'ー'〉_,,_
    _,, -‐`゚゚ii司i〉'二-`゚゚'ニiニニiニニiニニiニiヽ,
   {三{{rj ̄ ̄~rj{三{{fj~''=''=''=''=''=''=''fj}}~
    ゝ=ゝ`ー―ゝ=ゝ{[,j}{[,j}{[,j}{[,j}{[j}/
   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


266:本当にあった怖い名無し
11/01/15 19:40:48 qO+vT4Cb0
スレ違いの話をおとなしく聞くんだ
たまにある事なんだが往来が殆どない細い道を走ってる
するといつの間にか後ろから車が煽ってくる
無視して走ってるといなくなってる。曲がりは無いはずなんだけど
暫らく走ると事故を目撃してしまう
そんな時思う、これは何かの能力ではないのか

267:本当にあった怖い名無し
11/01/17 00:22:52 rwDI8yn80
しかしこのスレやばくねーか
スレの4分の1回って投稿数がメリー除いて4つ
後は全部大荒れのレス応酬

まともに機能してる状態じゃない

更に読み物として成立してる作品で限定すればウニと稲男の2つだけという

268:本当にあった怖い名無し
11/01/17 04:03:00 49TiH0F10
やばかったらなんなん?

269:本当にあった怖い名無し
11/01/17 04:17:45 MzqVBI8j0
ウニ以外にまともな書き手がいるつーなら、相当に優秀じゃねーかw

270:本当にあった怖い名無し
11/01/18 00:09:01 v23ugQ7o0
ウニだけは洒落怖本スレに投稿しても許される現実
結局これが全てよね
ゴタゴタあって隔離されたけどそれはウニ以外の面白くない投稿者が嫌われてただけで
質の低い模倣者が現れなければここも存在せず本スレで皆仲良くやっていたんだろう


271:本当にあった怖い名無し
11/01/18 04:29:22 TYYSKQG80
結局お前らが無駄に敷居を高くしてるだけじゃねーかw

272:本当にあった怖い名無し
11/01/18 13:23:27 6gheKTQ80
「ネットの中だけが、世界の全て」な人間は、ここでクオリティとか真剣に求めちゃうんだろうね。

暇つぶしの読み物に対して、本気で

273:本当にあった怖い名無し
11/01/18 13:41:28 FgS3RUTT0
>>272
すごく納得した
お見事

274:本当にあった怖い名無し
11/01/18 14:28:13 MDElhCBn0
>>272
反応してる時点でお前も同類
暇つぶしと認識してる奴は話以外のレスにはいちいち反論しない

275:本当にあった怖い名無し
11/01/18 19:18:05 DkltdrFX0
反論すんのも暇つぶしだろ。何言ってんだよ。

276:本当にあった怖い名無し
11/01/18 21:20:16 v23ugQ7o0
こうやってジワジワと無為なレスを稼ぐのがやり口なのに
本気で反論してる時点で思惑通りなんだよね


277:本当にあった怖い名無し
11/01/19 06:41:46 VodwqAIL0
一度に4行も書き込んでるくせによく言うぜ

278:本当にあった怖い名無し
11/01/19 08:47:50 tgSOVqOG0
ウニウニィ(´Д`;)
まだー(´Д`;)

279:本当にあった怖い名無し
11/01/19 13:36:15 g/HVPjC70
>>275
だから同類だって言ってるだけだろ
顔真っ赤にして反論しないでも良いよw

280:本当にあった怖い名無し
11/01/19 14:50:36 nQNiOMar0
ウニ (うに)


                i  |    i
            ヽ   |  |! i  l    i    ,
        ヽ  ヽ、 \  | |l. |! l i  il.  ,. /
          \  \ \ | || || l| |  !| / /  ,.  ,
            \. \ \ヾ∨ii ii|^l|ハV||Y v!i / /
    _ __      `ヾ\ゞヾv` |iiil ||  || イ ,^ケ/   _ , -
      -‾-‾三三-ヽゝ``ミ゛  |i| lij イ < ∠三‾- -
     ‐ ‐‐‐======≡≡≡ニ: : : : : : : ,、: :::::¨'ゞ<≡==-- -
    - --------===ニ¨ァ::::ソ::/ル i!i ii!!ヽ;:;:__ニ≡≡≡===---- -
     .....、、---'''''''"ヲス::::タ:::ハ::::|i.::i!i::::ii!!`ミヾヌミべ.- 、 ,,,__
              /, ツイァ/レ::ソiiハトiイリiヘ!i::トィY\ ` 、
         /   ///シ/イ!iyト::イiリVi|ヘ|i ヾ  \  `
        '    / ' / /: |i !|l 川|l |i  |l \   \
            /  / /  | ! |! │|!.  l  |! 丶   `
            / /  i   |  i |  i   l


281:本当にあった怖い名無し
11/01/19 20:01:20 ScTUUTC/0
>>280
わりとどうでもいいに見えた。

282:本当にあった怖い名無し
11/01/19 22:42:20 nQNiOMar0
                       ヘ(^o^)ヘ いいぜ
                         |∧  
                     /  /
                 (^o^)/ てめえがこのスレを
                /(  )    思い通りに荒らせるってなら
       (^o^) 三  / / >
 \     (\\ 三
 (/o^)  < \ 三 
 ( /
 / く  まずはそのふざけた
       幻想をぶち殺す


283:本当にあった怖い名無し
11/01/22 14:36:48 SPDc4W0F0
投稿待ちの間、霊感持ち友人知人がいる人同士で雑談でも出来たらこんなに荒れることもないんじゃないか
…と思ったけどシリーズスレだからスレ違になるのか

284:本当にあった怖い名無し
11/01/22 22:50:39 XlWEYSjs0
昔のラノベ巻末でよくあった作者とキャラの対談みたいな惨状になりそうだ


285:本当にあった怖い名無し
11/01/23 00:19:10 YcWGdXM10
乙しか言えない、貧相なボキャしか持ち合わせてない住人に会話が続くかよ

286:本当にあった怖い名無し
11/01/24 15:14:58 hDbVHJQ2O
乙だけでなくて感想言えよって話だよな

287:本当にあった怖い名無し
11/01/24 16:50:02 laERTxXKO
バーカ、まだわかんねぇの?
感想なんかどーでもイイんだよ
要はオレさまが投下しなけりゃ始まんねーの!

288:本当にあった怖い名無し
11/01/24 17:21:03 G/6cyx3pP
本当に一人で会話してるwwwwww

289:本当にあった怖い名無し
11/01/24 19:23:59 HFptszSJ0
ウニさんのを最近読み出しました。
凄い・・・プロの方みたいだ。


加奈子さんの事が師匠は好きだったんですね。


290:本当にあった怖い名無し
11/01/24 22:58:04 zmlaunlB0
なあ、もまいらアイデアを下さい。なんか続きが書けんのよ。
ぶっちゃけどういうのが読みたいのよ?

291:本当にあった怖い名無し
11/01/24 23:17:51 G/6cyx3pP


レインメイカー
田舎後編
この間の続き

好きなの書きなさいよ

292:本当にあった怖い名無し
11/01/24 23:37:39 zmlaunlB0
というかこのスレのみんなとシリーズ物作れたら面白そうだな。と思って。
いつも煽ってる人もアイデア出して欲しいなあ。
「何が駄目」じゃなくて「こういうのが読みたい」って感じで。

293:本当にあった怖い名無し
11/01/24 23:45:58 1c4QqEyI0
馬鹿だなぁ
乙しか言わないって言うが
乙の一言で十分なんだよ
乙という言葉の中には愛も悲しみも憎しみも全て凝縮されている
乙の言葉は最大級の惨事なんです、あくまで誤字なんです
一流の料理に対しての言葉は「うまい」の一言で十分
他の知ったかぶった言葉で「シャッキリぽんと舌で踊るわ!」
とか栗田ゆう子のビッチは死ね、氏ねじゃなくて死ね

・・・ああうん・・・実際は不味そうなんで食わないで乙言ってるような状況なんだけどね

294:本当にあった怖い名無し
11/01/25 08:26:54 vVc1YEZWO
パク屋いるからな

295:本当にあった怖い名無し
11/01/25 10:46:01 2MyHn/d4O
>>293
乙、面白かった
今後の展開に期待

296:赤緑 ◆kJAS6iN932
11/01/26 09:36:00 /DHP8l300
[後日の人々]

1/16
副会長の別荘での一件があった翌日。
私―汐崎祐一は、ある決意を持って家を出た。

あの日、地下室に囚われていた私たちは、思いも掛けない人物―事務の三島さんに助けられた。

そして彼に連れられて1階の部屋に行くと、そこには神尾美加が1人で座り込んでおり、更にその隣の部屋には、何と源川会長が私たちを待っていた。

副会長や、その部下の姿はどこにも見当たらず、私の頭は混乱するばかりだったが、会長自らが事の顛末を説明してくれた。

しかし、その話の途中で往来会本部が全焼したことを知り…その中に真奈美が居た、という事を聞いた時点で、私はショックの余り、気を失ってしまったのだった。

…そして気が付いたのが、今から数時間前。場所は自宅。
既に夜も明け、時刻は昼過ぎになっていた。

目を覚ました私のすぐ傍には、三島さんからの手紙があり、その中で、彼が私をここまで届けてくれたことと…真奈美が無事であることを知った。


297:赤緑 ◆kJAS6iN932
11/01/26 09:39:20 /DHP8l300
2/16
そして、丁度手紙を読み終わる頃に、真奈美が帰宅。

私達は思わず抱き合って喜び…不覚にも、娘の前で涙を流してしまった。
真奈美がわんわんと泣くので、貰い泣きだ。うん。

それから、真奈美は私が居なくなってからの事を教えてくれた。
それは私にとって、衝撃的な話だった。

古い友人である牧村陸が既に亡くなっていた、ということもそうだが…それ以上に、本部長のことにショックを受ける。

彼女が、真奈美のためにしてくれたこと。
その全てを知った私は、言葉を失う。

心の底から謝りたい。
それ以上に、感謝したい。

そう思って、私は真奈美と共に家を出た。

行き先は―本部長が入院している病院だ。


298:赤緑 ◆kJAS6iN932
11/01/26 09:42:48 /DHP8l300
3/16
病院までの道のりで、私は三島さんの手紙のことを考える。

あの手紙には、本部の火事跡からは1体の焼死体―藤木徹の死体が見つかった、と書いてあった。
しかし、遺体の詳細についての報道はまだされていない。家を出るときのニュースでは、身元は不明と言っていた。

三島さんは何故、死体の身元を知っているのだろう…?と思ったが、私は、その点については深く考えないことにした。
私は元々そんな性格だし、相手はあの三島さんだ。
会長と繋がりがあることが分かったので、きっとそこから得た情報だろう、と思うことにした。

そして、目的の病院に着く。

真奈美「お父さん、ちょっと…」
すると真奈美が、持ってきたお見舞いの花を抱えながら、私をジロジロと見てくる。

私「どうした?まだ何か…変か?」

今日は仕事でも何でもないので、スーツではなく、普段着だ。
それも、家を出る前に真奈美にあれこれと厳しいチェックを受け、納得するまで何度も着替えさせられ、やっと決まった服だ。

真奈美「うーん…まぁ、大事なのは中身よね」

うんうん、と1人で頷きながら言うと、真奈美はさっさと病院に入っていってしまう。
何のことやらだか…やけに楽しそうだな。


299:赤緑 ◆kJAS6iN932
11/01/26 09:46:31 /DHP8l300
4/16
本部長の病室は、3階だった。
真奈美は本部から救出され、怪我や異常が無いか検査を受けた後も、ずっとこの病院に…本部長と一緒に居たらしい。
でも一度家に帰るように言われ、そこで私と会い、また戻ってきた、という訳だ。

真奈美「ここ、ここ。沙織さんの部屋、個室なんだよー」

私より先行して廊下を走って行き、1つの病室の前で立ち止まる真奈美。
そういえば…真奈美は、本部長の事を下の名前で呼んでいる。
ほんの数日でそこまで親しくなったのかと、驚いてしまう。

真奈美「沙織さーん、ただいま~」
そう言いながら、部屋に入る真奈美。

高城「…おかえりなさい、真奈美ちゃん」

部屋の中から、本部長の声が聞こえてくる。
病院でただいま、おかえり、とはねぇ…と思いながら、私も真奈美に続いて部屋に入る。

火事から救出されたので、それはそれは痛々しい姿を予想していたが、ベッドで半身を起こしている本部長は、左手に包帯を巻いているだけだった。
その姿を見て、私は心の底から安堵する。

私「本部長、この度は―」
そしてすぐに、準備してきた挨拶をしようとする。
が―

高城「あ、祐一さん…」


300:赤緑 ◆kJAS6iN932
11/01/26 09:50:24 /DHP8l300
5/16
私「…はい?」

高城「…あ」
突然、真っ赤になって顔を伏せる本部長。

…何だ?
いきなり下の名前で呼ばれたぞ…?

私「あ、あの…」
何を言おうとしていたか、頭から綺麗サッパリ抜けてしまい、言葉を失う。
謝るのだっけ?お礼を言うのだっけ…?

真奈美「お花、ここに飾っておくねー」

固まってしまった大人2人を尻目に、真奈美がちゃっちゃと花を飾る。
そして、「それじゃ、後はよろしくー」と言い残し、止める間もなく部屋を出て行ってしまう。

最後にこっそり、「私はOKだからね」と、謎の耳打ちをしてから。


301:赤緑 ◆kJAS6iN932
11/01/26 09:53:45 /DHP8l300
6/16
真奈美が出て行き、急に部屋の空気が変わってしまった。

まずは落ち着いて深呼吸をし、まだ真っ赤になって下を向いている本部長に、声を掛ける。

私「あ…あの、本部長…」
高城「…」
私がそう呼ぶと、本部長は何か意味ありげな目でこちらをジッと見てから、プイとソッポを向いてしまう。

その仕草で、私はとてつもなく重大な”可能性”に気付く。
この私が、自他共に認める鈍感さを持つ私が、気付いたのだ。
何しろここ数日間、私はずっと本部長のことを考えていた。…いろいろな意味で。
そして今、ほんの一瞬だが目で会話をしてしまい、そこからとんでもない言葉が伝わってきた…ような気がした。

だがしかし、待て。
これが勘違いだったら…かなり恥ずかしい事になるぞ?
いい歳したオジサンが、何言っているの?歳の差ってものを考えなさいよって事になる。

ここは慎重に…と思い、改めて彼女を見る。
そこには、命を掛けて真奈美を守ってくれた本部長が居る。
真っ赤になって、拗ねるように俯いて―…あれ、こんな人だったっけ?

…何だか、慎重になんて、言ってられなくなってきた。
私は男として…今、勝負を掛ける時が来たのじゃないか?真奈美はOKなのだ。

私はありったけの勇気を振り絞り、真奈美と同じように、彼女の名前を呼ぶ。

すると彼女は顔を上げ、今までに見たことの無い笑顔を見せてくれた―。


302:赤緑 ◆kJAS6iN932
11/01/26 09:55:28 /DHP8l300
7/16

「それで、往来会は解散ってことか」

神尾さんの家。
毎度女の子の部屋に集まるってのは、どうかとも思うが…ここがすっかり俺達4人のたまり場になっている。

そこで神尾さんの口から、彼女が昨日体験したことが語られた。
神尾さん自身、何故霊感を求めていたか、という理由についても含めて。

昔の彼氏の話もあったので、北上は複雑な顔をしていたが…
何年も前のことだし、こいつはそういうことを気にする男ではない。…確かそうだ。

神尾「うん。源川さんはそうするって。それで、また新しい会を開くみたい」

会を開くって言うと、なんだかお楽しみ会みたいに聞こえる。

神尾「今度は前の本部長…高城さんを中心に、往来会に居た人を集めるって言っていたわ」
北上「ほぉ…」

まぁそうしないと、突然の解散で仕事を失った人が可哀想か。
それに、元々そのつもりだったような感じもする。


303:赤緑 ◆kJAS6iN932
11/01/26 09:57:18 /DHP8l300
8/16
古乃羽「あのさ」
神尾「んー?」
古乃羽「その…源川さんが言っていた”あの方”って、やっぱり…舞さんのことかな?」
神尾「うーん…確認はしてないけど、多分、そうだと思う」

往来会の会長、源川さん。
その名前は俺も知っていた。あの小女―優理ちゃんの母親の旧姓だ。
その人と姉貴は、何か関係があるみたいだが…詳しい事は神尾さんも知らなかった。

古乃羽「舞さん、どうしているのかなぁ…」

心配そうに呟く古乃羽。
…ここは、早く話しておくかな。

俺「あー…後でと思ったけど、姉貴のことでちょっと」
神尾「何?」
古乃羽「連絡あった?」
いい喰いつきだ。

俺「連絡というか…昨日の夜に電話が掛かってきて、1つお願い事をされてさ」
古乃羽「どんなこと?」

俺「簡単なことだったよ。今からすぐに、往来会の本部前に行って…ブザーが聞こえたら、「中に人が居るんじゃないか?」って叫んで欲しい、ってさ」


304:赤緑 ◆kJAS6iN932
11/01/26 09:59:25 /DHP8l300
9/16

立派に務めを果たした雨月君と、今回、ほとんど何もしなかった北上が帰った後…

私は、古乃羽からお説教をされていた。

古乃羽「―いい?今度勝手なことしたら、ほんとに許さないからね?」
私「はい…反省しております…」

ラット君を抱きながら正座をし、小さくなる私。
こんなとき、ラット君はちっとも私を守ってくれない。
流石の彼も、古乃羽の雷は怖いとみえる。

古乃羽「ハァ…もう、いくら言っても言い足りないわ」
お茶を飲みながら、母親のような事を言う古乃羽。

私「あの、少しご休憩を…肩でもお揉みしましょうか?」
古乃羽「ム…」
私「あ、冗談です…」
古乃羽「ん、もう…」
ため息混じりに、呆れた声を出す古乃羽。


305:赤緑 ◆kJAS6iN932
11/01/26 10:01:56 /DHP8l300
10/16
古乃羽「ところでさ」
私「ん?…あ、はい?」
古乃羽「もう普通で良いってば。あのさ、桐谷さんってどうするのかな」
私「どうって…」

あの別荘で会長さんを交えて会ったとき、彼は自分の境遇…壷を求めた理由を、私に教えてくれた。
その内容は、古乃羽たちにも伝えてある。

私「私に「ありがとう」って言ってくれて…これからお兄さんのお墓に報告に行って、後はそれから、って言っていたけど?」

古乃羽「そうじゃなくて、舞さんと何か…とか」
私「舞さん?…あぁ」
古乃羽は、2人の仲を疑っているわけだ。

桐谷さんの話では、壷のことで兄を訪ねて来た舞さんとは面識があり、兄が亡くなった後でも、何度か相談をしていたらしいけど…

私「古乃羽が考えているようなことは、無いと思うよ?」
残念ながらそれだけの仲です。と、桐谷さんは言っていた。
そこには、特に深い意味もなさそうだった。

古乃羽「そっかぁ…」
何故か安堵の表情の古乃羽。

舞さんも大変ねぇ、と、私は毎度のごとく思うのだった。


306:赤緑 ◆kJAS6iN932
11/01/26 10:05:11 /DHP8l300
11/16

都会から少し離れた、郊外にある家。
今は私が1人で暮らしている、源川の家。

三島さんに送ってもらってから、私は居間で1人…間もなく来るであろう訪問者を待ちながら、物思いに耽る。

約20年前…
妹の容子と、その息子の暁彦が、壷の呪いを受けた。

容子は倒れ、暁彦は…壊れてしまった。

私は容子のお見舞いに行ったとき、それが呪いによるものだと悟った。
しかし、当時壷の事を知らなかった私は、必死でその原因を調べたけど何も分からず、そのまま容子は亡くなってしまった。
それが悔しかった私は、その後も諦めずに、寺坂さんから数多くの骨董品を引き取り、それらを1つ1つ調べていった。

…それを手伝ってくれたのが、夏目川だった。

その頃私は、夏目川と一緒に暮らしていた。
…結婚はしていなかったけど、私達は”そういった関係”だったから。
彼は難しい人ではあったけれど、私には優しくしてくれた。
私が喜ぶであろうことを、何でもしてくれた。

しかし―

私より先に壷の秘密を知った彼は、変わってしまった。


307:赤緑 ◆kJAS6iN932
11/01/26 10:09:06 /DHP8l300
12/16
彼は、壷の秘密を私に隠したまま、往来会を設立。
私が容子の調査に没頭している間に、会は瞬く間に大きくなっていき…
私が壷の秘密に辿り着く頃には、取り返しの付かないところまできていた。

私は当然の事ながら、すぐに壷の破壊を試みた。
容子の仇…寺坂家の幸せを奪った元凶である、その壷を。

…でも、出来なかった。

それを目にしたとき…私には壊せないと、すぐに分かった。
私の中の霊感が、それを完全に拒絶した。
憎しみを持ってそれと対峙してしまった私は、一瞬のうちに魅入られてしまった。

壷を壊せないと悟った私は、これ以上それを使わせないための行動に出た。
それはつまり…夏目川を止めることだった。

しかし、まともな方法ではどうにもならないことは、明らかだった。
何しろ、彼の周囲には不気味な部下が沢山いる。一方こちらは、年老いた女が1人。
散々悩んだ末、まずは往来会をどうにかしようと決め、私は高城沙織を見い出した。

彼女は私の期待以上に成長し、本部長の地位にまで登り詰めてくれた。
…でも、それでも夏目川は―往来会は、止められそうになかった。

そしてそんな時、私の前に、舞が現れた。


308:赤緑 ◆kJAS6iN932
11/01/26 10:11:21 /DHP8l300
13/16
…家のチャイムが鳴る。

来たみたいだ。

私はその場で何もせず、その場でしばらく待つ。
彼女には、家に鍵は掛けていないから、いつでも入ってきて良いと言ってある。
それでも律儀にチャイムを鳴らし、時間を置いてから彼女は入ってくる。

舞「こんにちは、恵子さん」
私「こんにちは、舞さん。無事でよかった…」

そう言うと、彼女はニコリと笑う。
強い人…。私の想像も付かない程に。

私「高城のこと、ありがとう」
舞「いえ…お約束したことですから」

桐谷達夫の遺体が見つかる数日前、舞が壷について私の元を訪ねてきたとき…私は私の知る限り、全てのことを彼女に話した。

そして、高城沙織を守って欲しいとお願いをした。
決して夏目川に悟られぬよう、影から…。


309:赤緑 ◆kJAS6iN932
11/01/26 10:23:08 /DHP8l300
14/16
舞「でも、危険な状態でした。死相が見えるくらい…。もしあそこで高城さんが諦めていたら、私は間に合わなかったかも知れません」
私「そのときは、私の責任ですよ」

彼女がもし、大切な感情を失ってしまっていたら…それは、私のせいだ。
彼女を夏目川に対抗させるため、本部長にするため、私は帝王学に近い教育を、彼女に受けさせた。
そのせいで彼女は孤立し、この私との間に、変な…女同士なのに、本当に変な噂まで流れてしまった。

それが常に気掛かりではあったけれど、汐崎祐一との出会い、そしてその娘の真奈美との出会いで、彼女は変わってくれた。
…いや、元の気質を取り戻してくれた。

彼女はきっと、幸せになる。
決して諦めず、自分の手で掴み取ったものだから。

舞「それで…恵子さんは、この後…?」
舞が聞いてくる。
それが気になったから、ここに来てくれたのかも知れない。

私「そうねぇ…。これでも一応会長でしたから…色々と忙しいことになるでしょうね」

これから、面倒な後処理が待っているだろう。
今までそういった事は、全て夏目川がやってくれていた。
良くも悪くも、彼が。

ずっと昔から、私のことは全て…


310:赤緑 ◆kJAS6iN932
11/01/26 10:29:10 /DHP8l300
15/16
舞「…夏目川さんのことは、残念でした」
舞が、私の心を読んだかのように言う。

私「仕方無いわ。彼は、完全に虜になっていたから…」

彼はきっと、気付いていなかっただろう。
自分が、壷を使っているのではなく、壷に使われていた、ということに。
己自身もまた、それに呪われ…支配されていたことに。

私は、彼にそれを気付かせてあげることができず、私自身もまた、あれを一目見ただけで支配されてしまった。

そんな力を持っていた、あの壷。
それを破壊するなんてことは、きっと舞にしかできない…
私はそう思っていたけれど、彼女は他にもそれができるであろう人を教えてくれた。

それが神尾美加であり、あの子は見事にそれを成してくれた。

彼女には、優理の事も含め、本当に感謝しないといけない。
機会があったら、もっとお話をしたいな、と思う。


311:赤緑 ◆kJAS6iN932
11/01/26 10:37:33 /DHP8l300
16/16
私「舞さんの方は、これからどうするのかしら?」
私は彼女に聞き返す。
私「今は、静まったのでしょう?」
舞「はい。とりあえず、今は…」

彼女の持っているもの。
彼女が、抱えているもの。

それは、あの壷とは比較にならない程のもの。
彼女はそれを押さえ込みながら…生きている。
私には、その苦しみは想像もできない。

舞「これから、家に帰ろうと思います」
舞が、何故か照れくさそうに言う。
私「そう。それが良いわね」

舞「はい。…きっと、怒られますけど」
私「お母様に?でも、それは―」
舞「いえ…。怒るのは、弟です」
私「あら…」

舞「私、世話の焼ける姉なので」

舞は少し笑いながらそう言うと、また来ます、と言って帰っていく。
私は、彼女のどことなく嬉しそうな様子に安心し、微笑ましい気持ちでそれを見送った―





312:本当にあった怖い名無し
11/01/26 11:00:49 Mfe5bo3Y0
赤緑、乙。
なかなかよかった。

313:本当にあった怖い名無し
11/01/26 14:06:42 T6+toq4I0


314:本当にあった怖い名無し
11/01/26 14:42:56 gQcvyVoE0
良い最終回でした

315:本当にあった怖い名無し
11/01/26 16:54:06 gR+JpWjzO
>>296
半端に長いだけで中身がスカスカなのをどうにかしてくれ
もっと短く分かり易く纏めるか、ラノベ調にしたいなら句読点を
もっと多用して今の倍の長さにするべき

316:本当にあった怖い名無し
11/01/26 19:47:40 D6THZkgsO
赤緑乙。
毎度、デウスエクスマキナよろしく舞が暗躍してハッピーエンドなのはどうよ?
誰かがピンチになっても全くハラハラしない。

>>315
倍とか勘弁してください。
半分でも長い。
余計な会話を省いて1/4くらいが適当かと。

317:本当にあった怖い名無し
11/01/27 09:19:46 swAVKiRQ0
それよりウニまだ~?

318:本当にあった怖い名無し
11/01/27 16:08:36 7s5CDsxAO
blogでやれ

319:本当にあった怖い名無し
11/01/27 22:46:08 swAVKiRQ0
ところで今までの流れからこのスレって女や腐女子多そうなのよね
でも俺ガチロリなのよ
妄想の中では小学4年生の女児のタテスジをペロペロしてるの
毎日

こんな俺でも通報せずに愛してくれる?

320:稲男 ◆W8nV3n4fZ.
11/01/28 02:39:18 87KcTad60
最近どうも間隔が空いて駄目ですね。
まあウニ氏はじめ他の方々の作品の繋ぎにでもなれば。

「物思う壺って何かわかるか?」
ハナヤマはそう言った。
物思う壺。
壺というと、物を入れておくあれだろう。
「なんだ、それ。急にどうかしたのか」
ハナヤマはなにやら悩んでいるようだった。
「いやな、ムゲンさんが言ったんだよ。世の中を構成するのは物思う壺だって」
ムゲンさん。
俺にとって教え導いてくれる役が先輩なら、ハナヤマにとってはそのムゲンさんがそういう役割だ。
年齢不詳のホームレス。
だけど金に困っているわけではない。
そもそも、そのムゲンさんという名前すらどうやら本名ではなく、何かの漫画のキャラから取った物らしい。
素敵なお兄様と呼んでくれないか、というのが決め台詞な、胡散臭い男。
「そういう哲学的なのは俺じゃわからんな」
「いや、なんかわからんが具体的な物らしいんだよ。どう思うよ?」
結局、ハナヤマと二人でただ唸る事になってしまった。
物思う壺。壺・・・・・・。

321:稲男 ◆W8nV3n4fZ.
11/01/28 02:40:31 87KcTad60
「なんだ、見に行くか?思う壺」
「その言い方だと何か罠でもありそうですね・・・・・・」
というかあるのか。そんな物。
「具体的って言ったんだろ?ならアレだろうってのは、ある。そうだな、今日の夜、お前の家の裏山の神社に行こう」
例によって先輩にその話をしたら、あっさりと答えられた。
どうやら思い当たる物があるらしい。
「裏山って、あの頂上にあるお社ですか?あれ神社って言うんですかね」
裏山には小さな社がある。が、それだけだ。
参堂らしい参堂も無く、鳥居も残っていない。
「馬鹿、あそこには立派な・・・・・・多分、神様がいるだろ。そんで社がある。そしたらもう神社だ、どんなでも」
そういうものらしかった。
帰り道、もう一度考えてみたけれど、やっぱり俺にはわからなかった。
物を思う壺。
物を思うのは人間。人間は考える葦である、というけれど、そういう類なのだろうか。
具体的、というからには、きっとはっきりとモノがあるのだろうから、俺は少しワクワクしながら夜を待った。

夕飯を食べようとした時、先輩がやってきた。
遠慮のポーズをしつつも食卓につき、結果俺より良く食った先輩は、食後に一服タバコを吸いながら言った。
「うし、そろそろ行くか。腹ごなしに」
待ってました。
俺は懐中電灯を引っ張り出して先輩に手渡した。
「行きましょう。ずっと気になってたんですよ。昼から」
先輩は懐中電灯を受け取らずにやっと笑った。
「自前のがある。じゃあ、行くか」
玄関を出ると、星も月も隠れていた。
裏山とは言っても低いもので、それなりに木が茂ってはいるが道が無いわけでもなく登るのは難しくない。
ただそれはあくまで昼間明るい内の話で、夜の山は思った以上の視界の悪さだった。
自前があると言った先輩は何も持たず、ポケットに手を突っ込んで前を歩いている。
懐中電灯を持って後ろを追う俺の方がおっかなびっくりだった。
「神社までですよね」

322:稲男 ◆W8nV3n4fZ.
11/01/28 02:41:44 87KcTad60
なにやらよく知らない虫の声が辺りから聞こえる。
少し不安になった。怯えていたのかもしれない。
「もう着いたぞ」
周囲が見えないせいでわからなかったが、確かに足元にボロボロの石畳が見えている。
「あ、本当だ。わからないものですね。見えないと」
足元を照らしていた懐中電灯を前に向けると、朽ちてはいないが寂れた社が照らされた。
「さて、到着もわかってなかったお前にもわかるように見せてやる」
先輩は社の床下に手を突っ込んだ。
何かを置いてあるらしい。
「何があるんですか?」
ごりごりと、何かが床に擦れる音がした。
「これが、思う壺だ」
先輩が手に持っていたのは、半ば予想できた物だった。
「この中に詰まってる脳味噌が物を考える所だ。壺に入ってるだろ」
吐き気がする。
なぜそんなものがここに。
「おいおい、どうした。ちょっと動揺しすぎじゃないか?」
先輩が持っていたそれを地面に転がす。
硬い音がして、それが転がった。
地面から俺を恨めしそうに眺めている。
なぜか笑いがこぼれた。
最初はそれが笑い声とわからなかったが、自分の喉が震えてその音を出していた。
地面のそれも俺を笑う。
笑う。
笑う。
笑う。
「はい、そこまで」
先輩がそれを踏みつけた。
「懐中電灯、照らしてみろよ。お前は何を見たんだ?」

323:稲男 ◆W8nV3n4fZ.
11/01/28 02:45:09 87KcTad60
動揺して自分の真下を照らしていた懐中電灯をそれに向ける。
おぞましい表情も、グロテスクな断面も無く、それはただの石の瓶だった。
「え、あ、だって」
さっきは、確かに。
「思う壺、だよ」
・・・・・・。
やられた。
ようするにこれは罠だったのだ。
思う壺。先輩は俺があの瓶を見間違える事を知っていた。
「何でわかったんです」
先輩の顔は良く見えないが、どうやら笑っているらしい。
「ここがそういう場所だからだよ。言っただろ。多分、神様がいるんだ」
「そういう場所では境目がゆるくなる。そこには確かにただの瓶があるが、同時にそれがただの瓶じゃないパターンもあったんだ」
そういう話を知っている。
なんとかの猫、ではなかったか。
「それが混濁してってことですか?あんな物がある世界が、ここに混ざってるって?」
その通り、と先輩は首を振る。
「お前が見たアレも、今見てるそれも、一つ間違えればそれぞれが逆だった物だ。どっちが普通かなんて誰にもわからんのさ。普通と異常は常に隣り合っている。常に」
俺は先輩の足元を見る。
さっきはアレに目鼻が見えていた。
今はどう見間違えても唯の瓶だ。
「世の中の不思議な事ってのは、大体そうなんだ。混線した結果、歪んだ事象が起こる。勿論、お前がそれを何かに見間違えた事も」
相変わらず俺を驚かすのが好きな人だ。
最高に楽しそうに言いやがる、畜生。

324:稲男 ◆W8nV3n4fZ.
11/01/28 02:47:22 87KcTad60
はぁーあ、してやられた、と少し脱力した拍子に思い出した事がある。
「結局、物思う壺ってなんなんですか?」
先輩は変わらずにやついている。
「お前が見た物で間違いないよ。世界を構成するのは認識だ。認識を生むのはそれぞれの脳だ。物思う壺ってのはな」
俺達人間の・・・・・・。

「確かに具体的だったよ」
俺は翌日、ハナヤマにそう告げた。
ハナヤマは釈然としないらしく、今度は一人で唸っていた。
俺はちょっとした優越感に浸りながら、自分の物思う壺をこつんと突付いてみた。
・・・・・・なにやら、軽そうな音がしたのだった。

おもうつぼ 終

325:本当にあった怖い名無し
11/01/28 07:29:53 B9GU+ti60
稲男さん、お久しぶり~&お疲れさまでした
これから拝読拝読…

326:本当にあった怖い名無し
11/01/28 11:00:38 5HOffLB00
稲男、乙。
けっこう、面白かったよ。

強いて言えば、少し臨場感が足りないかな。

327:本当にあった怖い名無し
11/01/28 12:55:00 g234nxDfO
抽象的過ぎていまいちよくわからんかったのはこちらのアビリティが低いのか?
(;´д`)

328:本当にあった怖い名無し
11/01/28 13:19:15 n9h2KfMnO
>>327
それが稲男の特長
自分の中だけで完結してるから読み手に伝わらない
インテリ()風に言うと行間を読む作品

329:本当にあった怖い名無し
11/01/28 17:36:52 NY90tqCKP
『行間を読ませる』のと『本人はちゃんと書いてるつもりだけど読み手に伝わらない』のとでは天と地ほどの差がありますね。

330:本当にあった怖い名無し
11/01/29 00:38:51 uoRm3KYZ0
どっか更新してる保管庫ある?

331:本当にあった怖い名無し
11/01/29 07:25:58 GAQEhrNm0
前にWiki作るって張り切ってた人はどうなったんだろう

332:本当にあった怖い名無し
11/01/29 14:08:41 f+k1JdTh0
まとめ作ろうと思って過去ログ全部とってあるんだけどね。

333:本当にあった怖い名無し
11/01/29 14:13:18 GHrIyU5nO
散々既出な話題だけど有志のボランティアなら黙ってやればいいと思うし。


334:本当にあった怖い名無し
11/01/29 14:49:08 uoRm3KYZ0
ここ(オカ板関係)には投下しないと決定したけどオカルト系の作品を描いてる
今今後の展開を簡単に模索してるがこれ結構厄介だな
オカルトの性質上、恐怖演出と恐怖のオチは必須に近いわけだが
連続物として考えた場合、毎回決定的に後気味の悪い話ばかり作れない
どうしてもヒーローってやつに行き着いてしまいまふ
オカルトハンター、オカルト探偵になるなこれ放っておくと
単発ならいくら後気味悪くてもキャラが大馬鹿でもいいんだがこれを連続でやっちゃうとなー
起承転結の繰り返しがどうしても単調になってしまう事に気付いた
難しいな~

と考えた末に解決策を見出した
毎回思うが、旅行と同じで準備してる時が楽しいな

335:本当にあった怖い名無し
11/01/29 15:02:41 gOMSBuNXO
完成出来ない人ほど準備自慢するけど頑張ってね

336:本当にあった怖い名無し
11/01/29 19:27:26 uoRm3KYZ0
もう数作は投下してるんでサーセンw
あっちはパラダイスですw

337:本当にあった怖い名無し
11/01/29 19:57:48 SsavrXWg0
まとめつくってもウニ以外カスばかりだろ
カスだけならまだしも、劣化ウニのオンパレードだしな

338:本当にあった怖い名無し
11/01/29 20:08:07 uiZO3zGS0
いいじゃん別に、お前が作るんじゃないし

339:本当にあった怖い名無し
11/01/29 20:33:39 JHeofag10
自分も書けないし読む事しか出来ないけど
ここでウダウダ投下する人に文句言ってる奴って何?
お前こそカスだろっていつも思うよ。
見なきゃいいのにまるで金払っている客のように偉そうに。


340:本当にあった怖い名無し
11/01/29 20:48:39 uoRm3KYZ0
正直この状態でここに投下するとかありえんしw
スレタイだけならオカ板創作系のフラッグシップなのに



341:本当にあった怖い名無し
11/01/29 21:14:30 jMrtzorfP
え…創作限定なの?

342:本当にあった怖い名無し
11/01/29 21:30:32 i6aGFJji0
>>341
創作だろうと実話()笑だろうと構わないけど捜索だけは勘弁して欲しいねw

また俺スゲエ厨が沸いてるよw
あったま悪そうw


343:本当にあった怖い名無し
11/01/30 01:04:31 18a+9pMdO
>>334
後気味…?
日本語不自由ぽいね。
頑張って!

>>339
忌憚の無い意見を交わせるのが電脳掲示板の良いところ。
向かない人は参加しなければ良いだけ。

344:本当にあった怖い名無し
11/01/30 01:10:58 18a+9pMdO
>>320
乙。
文章は読ませる。
それだけに惜しい。
神社の件が取って付けたように感じるんだな。
無駄を削ぎ落としてるんだと思うんだが、もう少し膨らませても良いのでは?

345:本当にあった怖い名無し
11/01/30 01:17:53 Mtl0DndL0
いつから作家育成スレになったんだよ・・・

346:本当にあった怖い名無し
11/01/30 04:41:42 GAG1INf3O
いっそ創作禁止にしたらどうよ?
創作は別にスレ立ててやるとか。

347:本当にあった怖い名無し
11/01/30 06:20:55 2AM8db0I0
創作スレならもうあったはず。クソスレ乱立すんな。

348:本当にあった怖い名無し
11/01/30 12:42:06 YVbcwYyE0
>>336
投下してるんならそのコテハンで同じセリフ吐けよ
こんなレスだけ名無しでって最低すぎ

349:本当にあった怖い名無し
11/01/30 13:38:38 3VlMUm+i0
こんな住民もアンチも、そして投下してる奴も全員荒らし気質のスレで他所でのHN晒すとかありえんわ

正直そのレスも「その場所荒らしてやるから名を名乗れ」って事だろ?
そんな事は無いって言っても荒らしは皆同じ事言うからw



350:本当にあった怖い名無し
11/01/30 15:19:07 3pT3boD4O
他所スレの住人ならわざわざここを荒らすようなレスすんなって事でヨロシク


351:本当にあった怖い名無し
11/01/30 17:43:47 5DUywzGMO
>>349
ならここを荒らしてるお前は何なのって話

352:本当にあった怖い名無し
11/01/30 20:59:30 ySNJ0RDb0
「夜中に不意に目が覚めた」
これを原稿用紙3枚程に描写してくれませんか

353:本当にあった怖い名無し
11/01/31 00:09:18 L8aw+Zs90
>>351 誰がどう見ても構ってちゃんさ…。
俺はお前らとは違うんだぜ、注目してくれよ。
って書いてあるだろ?

354:本当にあった怖い名無し
11/01/31 13:11:22 o9560hBU0
また自作自演で荒れてるように見せてるのか
自分で煽って自分で反論してんだから世話無い
周りから気付かれて無いと思ってるのかね
唐突な煽りレスに全力で食い付く不自然な同じ知能レベルの反論
バレバレだわ


355:本当にあった怖い名無し
11/01/31 16:29:39 qYNtJRCS0
>>349
そういう問題じゃないだろ
コテハンの時には馬鹿丁寧に「読んでいただいてありがとうございます」的な優等生レスばかりしてるくせに、特定されない名無しになったらふざけたレスで煽るな、という事だよ

「コテハンで同じセリフはけよ」をそのまま受け止めるな馬鹿

356:本当にあった怖い名無し
11/01/31 16:32:36 qYNtJRCS0
>>354
お前みたいに過剰に反応する馬鹿がいるぐらいだから、煽りレスに食いつく奴がいても全然不自然じゃないぜ?
何がバレバレなんだかw
いちいち「自演だー」ってレスして回ってるのお前だろ?お前が一番怪しいつーの

357:本当にあった怖い名無し
11/01/31 23:57:58 NAYL0h3d0
ID変わりまくりの荒らしが粘着してるからみんな疑心暗鬼なんやな

それはそうと赤緑&稲雄乙っした

358:本当にあった怖い名無し
11/02/01 00:04:34 T+fAptAq0
赤緑と稲男のって、まとめにないみたいなんだけど・・・

359:本当にあった怖い名無し
11/02/01 08:48:05 xMlP1WiGO
なんかウニってオカ板の水嶋ヒロみたいだな
なにより投下されると周りがみんな萎えるしな

360:本当にあった怖い名無し
11/02/01 08:52:10 ObWZ2E760
全く萎えませんが。

361:本当にあった怖い名無し
11/02/01 12:31:12 TEJayiXLO
>>360
だな、ヒロで萎えないもんな!

ウニ先生!2月になってしまいましたよ!

362:本当にあった怖い名無し
11/02/01 14:44:03 6ff+sELu0
もう、ウニちゃんったら反応早すぎ。


363:本当にあった怖い名無し
11/02/02 21:45:10 RTTgwSPZ0
ここでウニ叩くのって他の書kゲフンゲフン

364:本当にあった怖い名無し
11/02/02 22:32:01 22TPS4vb0
ただの自演だろつまんね

365:本当にあった怖い名無し
11/02/02 23:20:46 ZJero2dV0
師匠シリーズに影響されたようなやつ多いね。程度の差はあれど
URLリンク(mak0100.blog100.fc2.com)
URLリンク(ameblo.jp)
URLリンク(www.colorblog.jp)

まぁ、ランキングサイトとか見てるとここの影響もありそうだけど
URLリンク(purimunihazama.blog136.fc2.com)

366:本当にあった怖い名無し
11/02/03 09:34:18 u4v1lBVE0
教授シリーズが読みたい

367:本当にあった怖い名無し
11/02/03 21:48:27 sc0EESxF0
また自演きめつけ厨が我慢できずにレスしてるよ~

368:本当にあった怖い名無し
11/02/03 23:25:07 laT9CHK40
言い難いけど師匠シリーズでさえオカ板出たらただの及第SSに過ぎない
それが他所に影響とか夢見すぎ
ここが世界の全てだと思い込みたいのか本人なのか知らんが
萌え豚アニメの創作SSにすら師匠以上の作品はゴロゴロしてるぜ
その萌え豚アニメのSS読んでる俺超キモい
ここが叩く箇所だから皆注意して書き込んでね



369:本当にあった怖い名無し
11/02/03 23:59:28 kD+nr8Fy0
一番上のブログは稲男レベルでもろに影響受けてるだろこれ
他のやつは知らんが・・・てかさすがにそれ以外はこじつけがましい
影響受けてるとは思えん

370:本当にあった怖い名無し
11/02/04 01:03:48 uBhnnxuwO
目くそ鼻くそだからどうでもいい

371:本当にあった怖い名無し
11/02/04 03:48:25 CJkQ/ztn0
ウニさん まだかな

372:本当にあった怖い名無し
11/02/04 10:29:41 sISuibjPO
>>368
SSってフォーマットは赤緑みたいなやつだろ。
ウニの比較対象とするならラノベじゃね?

萌え豚アニメの創作ってのは、要するに二次創作ってこと?
なら登場人物も舞台も最初から用意されてる物と
一から築いた物を同列に扱うのはどうなのよ?

言いたいことは分かる。
信者は痛い。
だけどお前も同レベルでズレとるよ。

373:本当にあった怖い名無し
11/02/04 15:14:44 vuHw+/WUO
師匠以外の長文読ませるのって過去も現在もここだけなの?

374:本当にあった怖い名無し
11/02/04 15:39:39 yF2LuF2YO
>>373
読ませるって…読めるじゃなくてか…流石にそれはないわ

お前に食わせるタンメンはねえ!

375:本当にあった怖い名無し
11/02/04 15:44:29 YSwv/nly0
不覚にもワロタ

376:本当にあった怖い名無し
11/02/04 19:21:16 vuHw+/WUO
あげちゆー

377:本当にあった怖い名無し
11/02/05 21:16:18 Da6cSBlK0
ここのヘボ書き手どもも少しは文学とか読んで研鑽したら?
俺のお勧めはガンダムとガンダム、あとガンダム
ガンダムは文学


378:本当にあった怖い名無し
11/02/06 05:20:58 SkSXF1lW0
ウニまだー?
爆発しそう

379:本当にあった怖い名無し
11/02/06 06:39:01 nBZvOSbWO
377は来なくていいよ 厨房はROMってな

380:本当にあった怖い名無し
11/02/06 06:46:28 bQuluuDhO
>>374
>>373の「長文読ませる」は慣用句的な使い方で、ニュアンスとしては「読み応えがあって飽きさせない長文」「長いけど読み手を引きつけて離さない文章」ってやつだと思うんだけど…

381:本当にあった怖い名無し
11/02/06 09:08:34 Qfqgu0AG0
だとしても使い方おかしいだろ死ねカス

382:本当にあった怖い名無し
11/02/06 10:04:58 A4Sh/xvF0
これ以上敵をつくってどーする

383:本当にあった怖い名無し
11/02/06 10:44:31 bQuluuDhO
>>381
まるで族やな

>>382
これ以上敵をつくるもなにも…
久々に新作がないか覗いたら、いきなり酔っ払いに殴られた気分だ

384:本当にあった怖い名無し
11/02/07 00:24:37 FOtFdOsV0
最近の女子小学生って男を誘ってるよね
あんなエロい格好しといて親や学校が
「子供を守りましょう」
とか意味解んないよwwwwww
とは言っても女児への性犯罪の大半が父親と教師なんだけどな!
この世は地獄だな!


385:稲男 ◆W8nV3n4fZ.
11/02/07 00:53:31 vOEyCVBo0
今回は、ちょっと嫌な話かもしれません。

まあ、どこにでも勘違いした人というのはいる。
「私ってー霊感とかあるからー」
なんて言う人の果たして何人が本当に死人の意思を受け取る事が出来るだろうか。
自分の面白いキャラクターとして霊感を使うのは別に悪いことじゃない。
運良くいけばそれで定着するやも知れない。
ちょっと変わったキャラをやりたいならそれで上等だろう。
で、そんな奴が、学校にもいた。

その女はある日馴れ馴れしく話しかけてきた。
「ねー、オカルトとか詳しいんでしょ?」
顔は見たことがあったが、話した事もない相手だった。
どこから聞きつけたのか、俺のオカルト好きを知って、わざわざ他所のクラスからやってきてくださったらしい。
「まあ、それなりに、好きだけど」
はっきり言って、面倒だった。
この手の連中ってのは大抵面倒事を持ち込む物だし、そもそも興味本位でオカルトなんて言う奴にロクな人間はいない。
勿論、自分も含めての話だが。
「じゃあ幽霊とか見えるの?憑依された事とかある?」
なんなのだろうか、この女は。
大体誰なんだお前は。名前も知らん。
何故そんなに楽しそうなんだ。
「俺はまあ、知ってるだけだから。そういうのは無いなあ」
そう答えると、まるで勝ち誇ったような、見下したような顔をして言った。
「私さー霊媒体質っていうの?よく憑依とかされちゃうんだよねー、金縛りとかもよくなるしさー、ちょっと悩んでるんだけど」
どこから沸いたのか女の友人らしき連中が騒ぐ。
「そうだよーこないだウチらで怪談してたらさー、急に変な感じになっちゃって、マジやばかった!今も体調悪いんだって!」
「ねー、お願いなんだけど、助けてくんないかな?詳しいんでしょ?」

386:稲男 ◆W8nV3n4fZ.
11/02/07 00:54:22 vOEyCVBo0
なるほどそういうつもりか。
武勇伝を一つ増やそうという腹だ。
『詳しいって言ってた人に頼っても駄目だった、むしろ悪化して、自力でなんとかした』
こんな所か?健康そうな顔しやがって、何が霊媒体質だ。俺の事を教えたのは誰だ、あいつか。ハナヤマか。畜生め。
・・・・・・と、思ったのだが。
俺は、何の因果か女子に頼まれごとをするとどうにも逆らうことが出来ない。
それは、幼い頃から摺りこまれてきた教育方針が原因かも知れないし、もしかしたら前世で何かあったのかも知れない。
そして何よりこれが大きいのだが、こと学校とかクラスという集団の中で『女子のうわさ』ほど面倒な物も無いと思っている。
あいつらはまるで一個の生物みたいに意思を持っている。
酷いよねーと一言言われれば最後、駆け巡るのだ、その噂が。
そして軽蔑の眼差しを向けられるだろう。きっと大多数から。
厄介な事にこの名も知らぬ女は友人だけは多そうだった。
俺は目立ちたくない。コミュニティ能力があまり高くない人間は、目立ったら終わりなのだ。
「あー、うん、でも、俺だとちょっと無理かもしれない。もっと詳しい先輩がいるから、紹介するよ」
女はほんとにー!ありがとー!と言って俺の手を握った。
妙に生暖かい手で、ちょっと気持ち悪かったが、俺は我慢して微笑んでおいた。

「この人がそうなの?」
放課後、いつものように図書室で本をめくっていた先輩の所に、その女と友人と思われる女子二人が来た。
俺が指示したのだ。
先輩は放課後図書室にいるからおいで、と。
先輩は本から目を上げ、三人を眺めてまた目を落とした。
「あの、先輩。この人が霊障にあって悩んでるらしくて」
無視が癇に障ったのか、女はわざとらしく言った。
「そうなんですー、夜とか、カーテンの隙間から誰か覗いてたり、誰もいない部屋から声聞こえてきたり・・・・・・体調も悪いんですよー」
先輩は本を閉じた。
俺は心の中で先輩に謝った。
「すいません、なんとか出来ませんかね」
先輩はその女を眺めた。
じっと、上から下まで、心の中まで見透かすように。
女は少したじろいだが、虚勢かどうなのかどうぞとばかりに胸を張った。

387:稲男 ◆W8nV3n4fZ.
11/02/07 00:55:14 vOEyCVBo0
先輩は再び本を開く。
「もし本当にそんな事が起きてるなら、あんたの行く先はまず病院だ。脳外科か精神科。俺の所じゃない」
やってしまった。
いや、そうだろうと思った。
彼女には最初から何もとり憑いちゃいないんだろう。
先輩は、そんな程度の事に動くことはない。
「いや、でも」
図星を突かれた彼女は、羞恥からか怒りからか少しばかり頬を染めながら反論しようとした。
その時。
彼女の目線がつ、つ、つ、とズレて行き、先輩のすぐ背後に移る。
先輩の目が爛と輝き、いつものあのにやけ面が現れる。
「なんだ、丸っきりってわけでもないのか」
俺には何も見えない。
波長があったのか、それとも資質だけはかなりのものだったのか。
どうやら、先輩が連れている何かを見てしまったらしい。
「あんたなんなの?冗談じゃない。化け物じゃない、そんなの。私に関わらないで!」
自分からコンタクトを取ろうとした事も忘れ、彼女は取り乱した。
友人がさすがにまずいと宥めるが、全く聞こうとしない。
「もう死ね!死んでしまえ!あんたなんか!」
挙句には死ね、死ねと罵りながら平手打ちをしようとした。
それに慌てた友人二人に羽交い絞めにされながら図書室を出て行く。
いつもの図書委員も、今回ばかりはぽかんとしていた。

388:稲男 ◆W8nV3n4fZ.
11/02/07 00:57:45 vOEyCVBo0
「あの、なんか・・・・・・申し訳ないです」
数秒呆気にとられていたが、一応先輩に謝っておく。
先輩はさっきよりまた一段と楽しそうだった。
「いいさ、面白かったから」
「でも、すごい取り乱し方でしたね。何連れてるんですか、今」
先輩は不意に真顔になった。
「別に。それより、さっきのあの女、面白い事を言ってたな」
俺は少し戸惑いながら会話を続ける。
「えっと、どういうことですか?」
「俺を化け物って言ったろ。・・・・・・いい洞察力だ、その通りだろうな。だけど」
また先輩は笑った。
「その化け物に、あんな態度をとったんだ。まあ、気持ちはわからんでもないがな」
「そういう性格なんでしょうね。ストレートに感情を出すっていう。それがどうかしたんですか?」
「わからないか。手に負えない相手だから化け物って言ったんだろ。それに無礼を働いたらどうなるか」
先輩は本の続きを読み始めた。
俺は彼女の様子を見に行こうかと思ったが・・・・・・やめておいた。
なんだか謂れの無い、わけでもないのだが、とにかく暴言を吐かれる気がしたし。

何よりも、自業自得だと思ったから。

一ヶ月ほど経った頃、彼女が入院したのを知った。
精神科のある病院だったので、実情を知らない生徒の間でいろいろな噂が飛び交った。
興味本位でオカルトなんて言う奴にロクな人間はいないし、また、ロクな目に遭わないのだ。
俺もいつかそうなるのだろうか、と考えたが、先輩と一緒ならそれも悪くない気がした。

オカルト好きに捧ぐ 終

389:本当にあった怖い名無し
11/02/07 08:20:37 Vvkr8JaDO
>>385
そうだな。先ずやるべき事は分かり易く簡潔に、何を伝えたいのか纏める事だな
赤緑より幾分はましだが、長さに内容が伴ってない

390:本当にあった怖い名無し
11/02/07 09:15:38 wVSpyWmp0
>>385
素直に面白かった。乙です

391:本当にあった怖い名無し
11/02/07 09:19:22 FOtFdOsV0
最近の女子小学生って男を誘ってるよね
あんなエロい格好しといて親や学校が
「子供を守りましょう」
とか意味解んないよwwwwww
とは言っても女児への性犯罪の大半が父親と教師なんだけどな!
この世は地獄だな!


392:本当にあった怖い名無し
11/02/07 14:00:58 PNCLiqrj0
嘘ばかりつくなよ

393:本当にあった怖い名無し
11/02/07 14:05:59 FOtFdOsV0
ただ今帰りました
本屋に行ってきたんだけどなんかデブの腐女子みたいのに遭遇
エロ本コーナーの脇にホモ本コーナーがあるんで嫌でも目に入るのね
いや~キモいねあいつら
生きてる価値ない、キモい、寒気がした。ニヤニヤ笑いながら読んでる
しかも男と男が掘り合ってる漫画でだろ?どんな面白ナマモノだよ
早々にコミックLOを買って退散してきた
帰りにスーパーにも寄ったが豊漁と言う割りにブリの安さが実感できない
どこで中間搾取ってんだ?
これからコミックLOを読みながらオナニーをするので応援よろしくお願いします


394:本当にあった怖い名無し
11/02/07 14:25:51 0OBLl8Xq0
稲男 乙

できはまあまあだな。


395:本当にあった怖い名無し
11/02/07 19:08:16 hPQCFAtf0
稲男のまとめはどこで見れんの?

396:本当にあった怖い名無し
11/02/08 00:54:30 rqpgj0K60
もう更新しない保管庫はほっといて本人が自分で保管しちゃえよ
いい加減リンク切れを何時までも貼ってる1のテンプレも改正しないと


397:本当にあった怖い名無し
11/02/08 21:53:34 qUSBzfl90
敷居高すぎw
実話とか気軽に投稿出来ねーだろこれ

398:本当にあった怖い名無し
11/02/08 22:09:58 /VByp87T0
>>396
そんなもん必要ないから大丈夫
>>397
そんなもん誰も待ってないから大丈夫
高尚な読み手様を満足させるスレです

399:本当にあった怖い名無し
11/02/10 22:43:33 YAzEWBVp0
小学生女児のオマタペロペロしたい
しかし俺はロリコンなのだろうか
いや違うね
俺は可愛い美しい存在を愛しているだけだ


400:本当にあった怖い名無し
11/02/11 06:38:39 nHU8k05+0
フサさん、こんなとこで何してるっスか。

401:本当にあった怖い名無し
11/02/11 12:33:46 sKWY/3f70
銃を向けられる度に5セントもらっていたら、今頃大金持ちだぜ!

402:なまり
11/02/12 20:39:44 1zVZuIuDO
俺の親友の体験した話を投下。
いろいろあるけど、
とりあえずこいつやべえと思った話を書く。

俺の親友(仮にももことする)は俺が小学校3年生の頃に引っ越してきた。
俺の学校は二宮さんの銅像がある、まあいたって田舎な学校だ。
そいつは髪が長く泣き虫な女だった。
一緒に遊ぼうと声をかけてもひとりで本読んでるからいい、そんなことを言ってまわりの奴らとは極力関わろうとはしなかった。

403:なまり
11/02/12 20:40:49 1zVZuIuDO
そいつがある日、俺に「今度の日曜日遊ぼう」と声をかけてきた。
俺は特になにもなかったし「いいよ」と言ったのだが土曜日になると母親に「日曜日は用事があるからだめ」と言われた。
で、俺は日曜日の朝に電話で「遊べなくなった」と伝えた。
するとももこは「わかった、電話ありがとう」そう言ってまたねと電話を切ったのだが、
後日話を聞くとどうやらももこは暇すぎてひとりで近所の空き地と言っても砂利がひいてある駐車場で遊んでいたらしい。

404:なまり
11/02/12 20:42:26 1zVZuIuDO
3時過ぎから遊んでいたももこだがひとりで本を読んでいたらあっという間に5時。
彼女の門限は5時だったらしく、しかし家はすぐ近く。5時の鐘がなったからそろそろ帰ろうと砂利を蹴っていたんだと。

そしてふと目についたスクラップ置き場。
事故でぐしゃぐしゃになった車が並べてある所がその砂利道の目と鼻の先にあるのだが、
ももこはそこを何の気なしに見た。

するとそこにはおじいさんがいたそうだ。

405:本当にあった怖い名無し
11/02/12 20:43:02 fCBppVNa0
支援


406:なまり
11/02/12 20:43:23 1zVZuIuDO
まあ、そこにおじいさんがいるのはおかしくない。
道を散歩しているじじいなんてどこにもいるからな。

しかし何かおかしい。
ニコニコとこちらを見て笑うおじいさんを見ていると気付いた。

頭しかない。

そこで普通はきゃあああ!みたいな展開になるのだろうが、やはりももこ。
ぺこりとあたまを下げて手を振ったらそのおじいさんはきえたそうだ。

その話を聞いた俺は背筋がやばかった。なによりそんな話をニコニコしながら話すももこの方が怖かった。

407:なまり
11/02/12 20:45:42 1zVZuIuDO
文字にするとあんまり怖くないな。
とりあえず他のはなしはまた今度。

408:本当にあった怖い名無し
11/02/12 21:09:35 j58Hv6Ze0
小学3年か
女の旬じゃないか
女の旬は小学3~5年だから
異論は聞くが認識できない

409:本当にあった怖い名無し
11/02/12 21:16:06 A++3eMUCO
小学3年生の泣き虫な女の子だと?
ふぅ…

410:本当にあった怖い名無し
11/02/12 22:24:36 irMxKOK6O
>>402
乙。装飾なしのこういう実話系もよいね

>>395
URLリンク(www.google.co.jp)

411:本当にあった怖い名無し
11/02/12 22:36:50 bfU7Cnc7O
>>402
ここにしたのか、大変乙です。

>>410
ごくまれに実話っぽい人もいるよね。
漫画家とか親類の話書いてた人とかもう来ないんだろうか……

412:本当にあった怖い名無し
11/02/12 22:44:40 j58Hv6Ze0
ほーらお兄ちゃんのを触ってごらん?

413:本当にあった怖い名無し
11/02/12 23:37:34 8MkWynVY0
>>402-406 乙
怖い様でなんかほのぼのしてるなw
またよろしく
>>411 お疲れの人なら何かの話の顛末を待ってるとか言ってたっけ・・・?
百物語にいたのが最後?あれは去年?一昨年?
いとこのお姉さんの話が好きだ

414:本当にあった怖い名無し
11/02/13 11:20:42 MlWbUH/+0
眼鏡のレンズの内側に映ってる
向かいのアパートをウロウロする影
どうしたらいい
眼鏡外すと雑多な声と 「あ」 という声が混じる
女の人の声

415:本当にあった怖い名無し
11/02/13 17:25:16 1S7nF/V40
>>414
なにそれこわい

416:本当にあった怖い名無し
11/02/13 17:34:08 mjAQR4Xt0
完全に糖質です、医者に行って下さい。

417:本当にあった怖い名無し
11/02/13 21:09:50 ArON4Oae0
事件の翌日。

「先輩、今朝の新聞見ました?」

 仕事中の先輩は無口だ。
 いや、仕事以外の場面でも無口ではあるのだが。

 仕事の時は仕事に関係のない話題には一切答えてくれない。
 真面目なのではなくて不器用なのだ、と分析している。



418:本当にあった怖い名無し
11/02/13 21:12:18 ArON4Oae0
先輩は残業をするので帰りながら話すという手も使えない。
 そもそも家の方向が一緒なのかすら知らない。

 消去法的にこの昼の時間が先輩と話をできる唯一のチャンスとなる。
 カツ丼の大盛りを食べながら先輩にそう尋ねる。



419:本当にあった怖い名無し
11/02/13 21:14:43 ArON4Oae0
「見てないよ」

 先輩に新聞を読む習慣がないのは知っていた。
 ただあれだけの事があったのだから、という淡い期待があったのは否めない。



420:本当にあった怖い名無し
11/02/13 21:16:15 ArON4Oae0
何はともあれあの事件について、先輩に説明する必要があるだろう。
 説明しなければ意見を聞くことすらできない。



421:本当にあった怖い名無し
11/02/13 21:18:34 ArON4Oae0
メリーさん。
 それは間違いなく今の日本で最も注目度の高い名前だろう。



422:本当にあった怖い名無し
11/02/13 21:20:30 ArON4Oae0
メリーさん。
 それは日本の人口の約1%、130万人近くの人を殺害した、
 歴史上最大クラスの虐殺者の名前となっている。




423:本当にあった怖い名無し
11/02/13 21:25:29 ArON4Oae0
 具体的になにが起きたかは専門家によって調査されているところだが、
 今朝の新聞を読む限りではこんな感じらしい。

 昨日の昼。テレビに割り込んで映し出される映像。
 青い背景。小柄な少女。



424:本当にあった怖い名無し
11/02/13 21:27:32 ArON4Oae0
その少女が繰り返し自分の名前をメリーであると宣言する。
 そして自分が怪談のメリーさんである事を説明する。



425:本当にあった怖い名無し
11/02/13 21:29:52 ArON4Oae0
 彼女はそこで言う。

「私メリーさん。あなたの後ろにいるの」

 たったそれだけ。
 それだけでその番組を見ていた130万人近くの人が死んだ。



426:本当にあった怖い名無し
11/02/13 21:31:41 ArON4Oae0
信じがたい話ではある。
 しかし実際に起きてしまった事に対して、
 信じる信じないという話をするのはナンセンスだ、と思う。



427:本当にあった怖い名無し
11/02/13 21:34:30 ArON4Oae0
それに伴い再びこの様な事が起きないように、
 政府からテレビ禁止令が出ている。

 よって現在この社員食堂のテレビも電源が切られている。
 といった状況説明を先輩に行う。



428:本当にあった怖い名無し
11/02/13 21:36:56 ArON4Oae0
新聞、インターネット等のメディアでは既に色々な説が出ている。
 北の細菌兵器だの、米の音波兵器だの、中国の毒入り食物だの。

 しかしどれもしっくりこない。
 明らかに現実的な理由ではない。



429:本当にあった怖い名無し
11/02/13 21:39:27 ArON4Oae0
死因についてもはっきりとした情報がない。
 唯一はっきりしているのは130万人近くの人が死んだ、という事実だけ。

 救いは子供への被害が少なかったことだ。
 平日の昼どきテレビを見ている層に子供は多くない。



430:本当にあった怖い名無し
11/02/13 21:43:01 ArON4Oae0
「考えておくよ」

 先輩はそう言うと食べ終えた皿を持って返却口へ向かっていく。
 こっちは説明するのに必死で半分も食べ終えてない。
 流石にこれだけの差があると引き留めておくのも悪い気がする。



431:本当にあった怖い名無し
11/02/13 22:54:43 ArON4Oae0
考えておく、と言ったからには興味はあるのだろう。
 興味がなければ無視されるか、どうでもいい言葉を返される。



432:本当にあった怖い名無し
11/02/13 23:08:03 ArON4Oae0
先輩は変な人ではあるが嘘はつかない。
 考えておく、と言ったからには考えてくるだろう。



433:本当にあった怖い名無し
11/02/13 23:12:49 ArON4Oae0
明日の昼のことを考え、高鳴る胸の鼓動を感じつつ、
 目の前にある冷めたカツ丼を片づける作業に戻るのだった。



434:本当にあった怖い名無し
11/02/14 01:53:20 yjwyxvlB0
なんか山田悠介の小説みたい、悪い意味ではなく。

435:本当にあった怖い名無し
11/02/14 23:06:55 oXp9s94d0
カツ丼に惑わされるとこだった
何も起きてないんだど、これから?

436:本当にあった怖い名無し
11/02/14 23:07:42 oXp9s94d0
つか、終わってんの???

437:赤緑 ◆kJAS6iN932
11/02/15 09:41:28 AF10cfkN0
[意味のある話]

はじめに…

「メモ」という話をご存知ですか?
ちょっと不可思議な話で、あちらこちらで様々な考察がされている話です。

今回のこれは、それについての話になります。
なので、元ネタを知っていたほうが分かりやすいかも知れません…。
あしからず。


1/18
舞「…今度は何?」

姉貴の部屋を訪ね、「これについてちょっと…」と言った俺に、姉貴がそう答えてくる。

俺「少し、お知恵を…ですね」
そう言いながら、俺は例のごとくプリントアウトしてきた1枚の紙を差し出す。

俺「この、「メモ」って話のことなのですが…」
舞「…」
恭しく差し出したつもりだが、受け取ってくれない姉貴。
特に機嫌が悪い様子でもないが、何故だろう?と思っていると―

舞「何だか、甘いものが食べたいわね」
俺「…へ?」
舞「無料、って怖いわよね」

何食わぬ顔で、独り言のように言う姉貴。
…そういうことか。


438:赤緑 ◆kJAS6iN932
11/02/15 09:44:17 AF10cfkN0
2/18
俺「それは勿論、準備させて頂きます」
駅前で、姉貴の好きそうなお菓子でも買ってくればよかろう。

舞「お母さんの分もね」
サラッと追加される。が、まぁ良いか。取引成立だ。

姉貴に紙を渡し、簡単な説明をする。
説明と言っても内容のことではなく、この話がネットなどで色々と考察がされていること、しかしこれといった答えが出ていない、という説明だ。

いつものように小首を傾げながら、その内容を2度3度と読み返す姉貴。
お菓子はロールケーキにしよう、などと考えながら、反応を待つ俺。

すると―

舞「…意味が分からないわね」
俺「あら…」

お手上げか?
残念だが、まぁ、そういうこともあるか…

舞「そもそも、何なのかが分からないわ」
俺「何なのかって?」
舞「意味のある話なの?これ」
俺「意味は―」

オカルト系のこういった話では、「意味が無い」という結論になるものも多々ある。
この話にも、当然そういった説はある訳だが…

俺「あるものとして、考えられないかな」
意味が無い、だと…つまらない。


439:赤緑 ◆kJAS6iN932
11/02/15 09:47:27 AF10cfkN0
3/18
舞「…この話には意味がある、って考えていいのね?」
俺「うん」
舞「あと…嘘は無い?」
俺「嘘?」

舞「これって謎掛けでは無いでしょ?この話の謎を解きなさい、って言っている訳ではないわよね」
俺「まぁ…そうだな」

舞「そうすると、あり得ないことや、実際には無かったことが含まれている可能性もあるわよね」
俺「ふーむ…」
誰かが何の意味もなく書いた話―謎掛けではない文章なら、嘘が入っていようがいまいが、誰が困る訳でもないし、文句を言うのも筋違いだろう。

…しかし、それだと解きようがない。

俺「嘘も無し、で」
舞「…分かったわ」

そう言って、再び紙に目を落とす姉貴。
俺はワクワクしながら、その様子を見守る。


440:赤緑 ◆kJAS6iN932
11/02/15 09:49:22 AF10cfkN0
4/18
そして、数分後。

舞「全て事実で、意味はある。それが前提ね?」
そう言いながら姉貴が顔を上げる。
俺「あぁ」

舞「じゃあ、光一に聞くけど…この話について、どれくらい考えた?」
俺「ん?えーっと…」
この話を知ったのは、確か1年くらい前だ。
当然そのときはあれこれ考えたし、それからも時々思い出しては思考を巡らせていた。

俺「どれくらいかなぁ…延べ何日か、何週間か…結構考えたよ」
舞「答えは出た?」
俺「いや。どうにも分からず…」
舞「そう」
俺「…面目ない」
デキの悪い弟です。はい。
昔から、優秀な姉とは色々と比較されていたっけな…なんてことを思い出して、少し凹む。

舞「そんなこと気にしないで良いのよ。分かったから」
俺「あぁ…って、分かったの?」


441:赤緑 ◆kJAS6iN932
11/02/15 09:50:34 AF10cfkN0
5/18
俺「凄いなぁ、これの謎が解けたのかぁ…」
流石と感嘆の声が出る。
しかし―

舞「謎、ねぇ…」
首を傾げる姉貴。ニュアンスが違うのかな?

俺「意味が分かった、って言ったほうが良い?」
舞「…意味は分からないわね」
俺「へ?」
???
何だ?
分かったけど意味が分からない?
意味が分からないけど分かった?

俺「えーっと、どういう…ことでしょう」
舞「1つの説として、聞いてね」
俺「…あぁ、うん」

何だか煙に巻かれた気分だったが、俺は姉貴の話を聞くことにした。


442:赤緑 ◆kJAS6iN932
11/02/15 09:52:19 AF10cfkN0
6/18
舞「この話の主人公―1人称は、弟さん。それは良いわね?」
俺「あぁ」
妹とも考えられなくはないが…まぁ、弟だろう。

舞「お姉さんは、実家ではない所で暮らしている。結婚しているか未婚なのかは不明」
まぁ、不明だ。
しかし、1人で帰ってきたとか、旦那さんがどうのとは書いてないから、未婚である可能性が高いだろうとは思う。

そういえば、最初の一文を読んで、実はこの家族の名前は「久々実」なんじゃないか―なんて考えたこともあった。
読み方は分からないが、「久々実家」を、「久々実」と「家」に分けて…。
まぁ、もしそうだとしても、そこには何の意味もなさそうだが。

舞「で、そのお姉さんが脱いだ服から、メモが落ちる訳だけど…これって、どういった状況かしらね」
俺「状況って…そのままじゃ?」
舞「脱いだ服からメモが落ちるって、普通にあること?」
俺「まぁ、たまーには…」
稀な状況だろうけど、無くはないだろう。

舞「たまにだけどある、ね」
俺「うん」
何でそんなところに引っ掛かるのか知らないが、まったくあり得ないことではないだろう。


443:赤緑 ◆kJAS6iN932
11/02/15 09:58:38 AF10cfkN0
7/18
舞「あと、”脱いだ服”ってあるけど、これは何かしら」
俺「脱いだ服は…脱いだ服、じゃない?」
舞「…」

…あ。

俺「普通に考えると、コートとか上着とかじゃない?」
何だか間抜けなことを言ってしまった気分になり、俺は慌てて付け加える。

舞「そうね。あと、脱いだ服は、”脱いであった服”とも考えられるわよね」
俺「んー?…あぁ、そうだな」
既に脱いで、置いてあった服を動かしたときにメモが落ちた場合でも、「脱いだ服から落ちた」と言えるだろう。
それが何か、意味があるのか?と思ったが…

舞「まぁ、どちらとも分からないから、考えるだけ無駄だけど」
俺「あ…そう」
なんという肩透かし。
…ま、いっか。

舞「で、メモね。…そもそも、メモを書くときって、どんなとき?」
俺「メモか…」
どういった時にメモを書くかは…色々と考えられるな。
俺「人から話を聞いたときとか、何かを見たとき…何かを思い付いたとき…かな」
舞「そうね」

…ん?姉貴の説と言いながら、何故か俺があれこれ答えているな。



次ページ
最新レス表示
レスジャンプ
類似スレ一覧
スレッドの検索
話題のニュース
おまかせリスト
オプション
しおりを挟む
スレッドに書込
スレッドの一覧
暇つぶし2ch