10/12/15 02:47:54 v0nbs5BuO
>>630様
私も、僧侶ではありませんので、詳しくは、もっと勉強しなくてはいけない身分です。
ただ、高野山に僧侶の友達がいますので、教えて貰った知識を申しあげます。
ご質問の、大咒(火界咒)とは、私が出来る限り解りやすく説明すると、
『※陀羅尼』といいまして、不動明王様の特性を詳しく述べたものであります。
『※陀羅尼』 (だらに)、梵名ダーラニー (dhaaraNii)とは、仏教で用いられる呪文の一種で、比較的長いものを指します。
通常は、サンスクリット語の原文を漢字に音写したものを唱えます。
ダーラニーとは「記憶して忘れない」という意味もあり、本来は仏教修行者が覚えるべき教えや、作法などを指しました。
やがてこれが「暗記されるべき呪文」と解釈される様になり、特定の形式を満たす呪文を『陀羅尼』と呼ぶようになったそうです。
本来、『陀羅尼』とは、暗記して繰り返しとなえる事で、雑念を払い、無念無想の境地に至る事を目的とした、「能遮」。訳すれば、雑念妄想を「能く遮る」という意味であります。
難しくて申し訳ありません。
私の解釈としては、大咒『火界咒』は僧侶や、修験道者『それなりの覚悟者』が唱えるべきものであり、
素人が唱えるべきものとは思いません。
仏道に一切を帰する『覚悟』のない一般の方々が、大咒『火界咒』を唱えることは、
明王様の方から、『お気づけ』を頂くことにもなりかねません。
ですので、我々一般人が不動明王様に、祈願礼拝する際は、
中咒(ちゅうしゅ)、慈救咒 (じくしゅ)と呼ばれる
ノウマク サマンダ バザラダン センダマカロシャダ ソワタヤ ウン タラタ カン マン
もしくは、御礼のみを申しあげる場合は、小咒(しょうしゅ)、一字咒(いちじしゅ)と呼ばれる
ノウマク サマンダ バザラダン カン で良いと存じます。
長文駄文で申し訳ありませんでしたが、ご参考になればと存じます。