10/12/21 07:05:17 qtJnZDMf0
誘導催眠で「幸せに満ちた人生」を思い出したことがある。
近代かな?退行催眠が、大分前の事なので細かい背景は忘れたけど、
貴族の娘で、とある夜会で皇太子の不興を買ってしまい、嫁入り先がなくなってしまった。
貴族の娘は嫁行ってナンボの世界。十代後半にして、人生半分決められてしまった。
と、思いきや、兄の友人にとてつもない勇者がいた。
元々婚約者だった相手だったが、家名を捨てて嫁に貰ってくれた。
なんか兄の出資で事業をたて、それが軌道に乗るまでは自宅待機だったけど。
私も、家名を捨てて(皇太子の嫌がらせがあったので、無難に生きていくため)
ささやかな結婚式を挙げて、結婚をした。
私は婦人科系の器官が生まれつき弱かったようで、子供が中々授からない。
流産もしてたみたいで、旦那は仕事は忙しいけれど、大切にしてくれるし
生活の不安は一切ないようにと、稼いでくれて、幸せだったが、子供が出来無いのが
少し寂しかった・・・・。
二人の間で、子供はもう諦めるしかないって話が出始めたときに、
私はゴミのように捨てられた赤ん坊を見つけた。体が丈夫ではなかったので、滅多に外を出歩かないが
気分がよくて体調も良くて、家人に黙って近隣散策にと出かけたら、赤ん坊が落ちていた。
思わず勢いで拾って、連れて帰ってしまった。
その数年後に、親に捨てられた幼児を発見。その時も赤子を発見した時と同じ様な状況だった。
私は産めなかったけど、息子が二人も出来た。
旦那は大事にしてくれるし、子供はすくすく大きくなるし、本当に幸せだった。
体の弱かった私は、40代位で病死したんだけど、息子達は成人してるし長男は結婚も決まってた。
次男は頭が良くて、だんなの跡を継ぐ長男の補佐をよくしてた。
私の今際の際まで、家族が私の傍に居てくれて、幸せをかみ締めながら
感謝しながら息を引き取った。
旦那と息子二人とは、他の時代でも出会ってる記憶もあって、もともとそっちが
鮮明に出ていたので、コレを思い出したときに、結構驚いた。
他の時代でも、私の死に方と見送られ方が、ほぼ一緒だった・・・。