10/11/06 19:31:02 J/hn1ICiP
口いっぱいにマンゴーのロールケーキを頬張るよう子。
テーブルの上には、その他にフルーツてんこ盛りのショートケーキやチーズケーキ。
その顔はウットリとして至福の境地のようでした。
その間に俺は今日こそ彼女を風呂にブチ込もうと、セッセとフロ掃除していました。
なにしろ俺と顔を合わせたその時以来、よう子をフロに入れて体を洗ったのは、たった一回切りでした。
「よう子、ケーキも買ってやったんだし、今日はおフロ入るよな?」
『お腹・・・痛いよぉぉ・・・』
一瞬いない?と思ったら、よう子がテーブルの下にいつの間にか倒れていました。
「どうした!」
抱え上げると青い顔をしています。
『お腹・・・お腹痛い!』
ヤバい、これは救急車だ。
固定電話に飛びつくと救急要請しました。
【はい火事ですか、救急ですか?】
「救急です」
【お住まいはどちらですか?】
「練馬区板橋町35-7-3です」
【はい、患者さんは今はどん ブッ ツーーー】
『させ・・・ないよう』
横から伸びた小さな手が、電話機の受話終了ボタンを押していました。
『父ちゃんと・・・ハァ、ハァ、よう子の愛の巣に・・・ハァッ、ハァーッ、誰も入れさせない・・・よう』
「よう子・・・?」
『・・・・・・』
「よう子ォォォーーーーーーーーッ!!」