10/11/24 19:09:33 ksv5G5J7P
今これといって書き込みが無い様子なので、ちょっと>>517の話を考察してみる。
他の人も指摘しているけど、千姫のご乱行は全くの創作なので>>517の話とは関係ない。
江戸時代の男尊女卑については、地域や家ごとの差が大きいので断言は出来ないけれど、
あくまで建前上の事であり、現代の私達の「男尊女卑」感覚とは違う面もあった。
例えばよく言われる、「三行半をつきつける」という言葉も、
男性側の一方的な離婚宣言を指すのでは無く、三行半をつきつけるのは女性のほう。
女性側から「別れたい」と切り出された時は、グダグダ言わずさっさと別れてあげろ、
あと再婚相手の詮索とか野暮な事はするな、という意味で、むしろ女性の意志を尊重(?)する文書なのね。
>>519に出てくるような、身分も財産も格上の姫をもらったけど夫婦仲が上手くいかなかった、
という場合は、病気静養などを理由に夫と別居するとか、出家して尼寺に引き篭もる…
みたいな感じになってたんじゃないかなあと思う。
あと江戸時代には、幕府から、町人や武家階級の贅沢を禁止する命令が何度も出されていたから、
いくら大名家の姫と云えども、嫁入り先であまり好き勝手な事は出来なかったんじゃないかな。