10/10/24 11:20:56 4ycDA5qZ0
メリーさんAがあらわれた!
メリーさんBがあらわれた!
メリーさんCがあらわれた!
メリーさんDがあらわれた!
メリーさんEがあらわれた!
俺は逃げだした!
「私メリーさん。今あなたの後ろにいるの」
しかし回り込まれたしまった!
384:自治スレでローカルルール他を議論中
10/10/24 11:23:52 4ycDA5qZ0
自宅への帰宅途中、俺の頭の中では奴に相談された話が混沌と渦巻いていた。
帰り際にかっくらったビールは今まで生きてきた中で最もまずく、思わず吐き捨てたくなるほどだった。
おまけにたった一口しか飲んでいないのに頭がくらくらして嫌な胸焼けまでする。
頭を押さえて舌打ちをしながら緩慢な足取りで帰路を行く。
385:自治スレでローカルルール他を議論中
10/10/24 11:43:49 4ycDA5qZ0
『…………』
思わず口を開き─けれど言葉は出なかった。
言われたことの意味が分からなくて……いや、もちろんどっちの単語も理解はできる。だがあまりに現実味がなくて。
冗談にしてもマジにしてもすこぶる性質の悪い話だと思った。
『……ごめんな。信じらんないよな……』
「あ、いや……』
386:自治スレでローカルルール他を議論中
10/10/24 11:49:31 4ycDA5qZ0
特に失望したような様子もなく、きっと俺のリアクションが予想の範囲内だったのだろう、奴はすまなそうな顔をする。
正直……まるで対応の仕方が分からなかった。
現実的に考えて行方不明ならば事件か何かで完全に警察の仕事だ。
387:自治スレでローカルルール他を議論中
10/10/24 11:52:30 4ycDA5qZ0
本当にメリーさんという幽霊(人形?)に殺されたり消されたりしたのなら……それもそれで警察か霊能者の仕事だろう。
何故近頃まったく会っていなかった俺にわざわざ連絡を取ってまでそんな話をしたのか、少しも奴の思考が読めなかった。
388:自治スレでローカルルール他を議論中
10/10/24 12:27:55 4ycDA5qZ0
『え…っと……と、とりあえず話を簡単に整理してくれよ。悪い、俺も混乱しちまってさ……』
奴は両手で持ったグラスに目を落としながら話し出す。
『妹…お前も知ってるだろ、あいつが一週間くらい前にいなくなった。部屋の状態から考えて、警察は事件の可能性が高いって言ってる』
『あ、一応警察には届けたんだな』
389:自治スレでローカルルール他を議論中
10/10/24 12:40:13 4ycDA5qZ0
メリーさんとか言い出すから、てっきり警察にも届けずに騒いでいるのかと思ってた。
というか警察が事件の可能性が高いっていうくらいだから、こいつが勝手に怪談話を信じ込んでいるだけなのかもしれない。
奴は一度じとりとした目を俺に向ける。思わず怯むと、目を逸らして奴はまた話し始めた。
390:自治スレでローカルルール他を議論中
10/10/24 12:44:26 4ycDA5qZ0
『部屋には争った跡みたいなのがあったからな。メリーさんなんてオカルト話より、現実的な線で捜査を進めるのは当然だとは思う』
『……もしかして、警察にもメリーさんの話……したのか?』
『そりゃあな。あいつもいなくなる前には異常に怖がってたし、それに……』
そこで一旦言葉を切ると、目を閉じてしばらく考えるような表情をした後、奴はまた口を開いた。
391:自治スレでローカルルール他を議論中
10/10/24 13:26:54 PnpKkKfOO
赤緑は登場人物が延々と状況説明をしてるだけ。
漫画の説明キャラしか出て来ない。
「お前は転校して来たばっかりで知らないだろうが、この学校は…」
みたいな、それだけで成り立ってるそんな感じ。