10/10/22 17:02:32 t5dcqYvs0
8/10
私「藤木…」
私は椅子から身を乗り出し、藤木を見つめながら言う。
藤木「…はい?」
私「高城の正体を教えてやる」
藤木「へ?」
私「…高城だけじゃない、汐崎真奈美の正体も」
藤木「…」
何のことか?という顔をしながら、身を乗り出してくる藤木。
その藤木に、私は言う。
私「あの2人は、魔女だ」
藤木「…」
何を言い出すのか…と思っているだろうが、私は低い声で続ける。
これは、必要なことだから。
私「分かるか?奴らは、魔性の女だ。人間を―男を、取って喰う」
藤木「副会長…?」
只ならぬ雰囲気に、やや怯えた声を出す藤木。
軽いな。
コイツは簡単に、心に隙を見せる…。