10/10/26 14:17:13 /ho20v/i0
'90年代くらいの、DNA鑑定が一般化し始めたころに見た2時間物のテレビドラマ。
ある中堅企業の社長の妻である主人公は、亭主関白な夫が愛人に子供を産ませたことを知り動揺する。
そんな折、夫の部下(既婚)が悩みの相談で優しく接してくれ、やがて一度だけ男女の関係を持つ。
その直後、主人公の妊娠が発覚した。今まで夫とはなかなか子供ができなかったのにもしや、と主人公は疑い
部下に妊娠を打ち明けると、優しかったその男はとたんに手の平を返して疎遠になった。
モヤモヤした気持ちを抱えつつ、一人息子を産む主人公。
時は流れ、息子が10歳くらいになった頃、前々から自分には全く似ていないことで妻の浮気を疑っていた夫は
愛人とともにDNA親子鑑定をするよう主人公に突き付ける。
もし他の男の子供なら、離婚して母子ともに追い出し、愛人の子を跡継ぎに据えるというのだ。
困った主人公は、秘密裏に愛人と接触を図る。
社長に愛想を尽かしつつあり、子連れ結婚でもいいと受け入れてくれた恋人ができた愛人は、
スムーズに自身の手切れを進める目的もあり、利害の一致で主人公と保険証を交換し互いに相手になりすますことを提案。
立場を入れ替えて受診し、採血でDNA鑑定した結果、“妻の子(実際には愛人の子)”は実子だが
“愛人の子(実際には妻の子)”とは血が繋がっていなかった。
「あいつは俺に囲われながら別の男がいたんだ!」と激怒した社長は愛人と手を切り、
「やっぱりお前だけが俺の息子だ!」と喜んで主人公の子を抱きしめる。
親子団欒の図に、「これでまた日常どおりだ。私が自分の大きな秘密を知ってしまった以外は」と
主人公のナレーションがかぶってEND。
途中、主人公が親友(女友達)に秘密を打ち明けて相談する場面で
「科学の進歩が人間を幸せにするとは限らない。昔なら何も知らないまま過ごせた家族の秘密まで暴き、平穏を崩してしまう」
といったような会話が出てきたりして、DNA親子鑑定の広まりの是非を問うドラマだったんだろうけど、
第三者や何の罪もない息子達が言うならともかく
先に愛人作ったのが夫だろうが何だろうが、まともに避妊せず不倫して婚外子を孕んだお前が言うなよと思った。