【小説】ZOMBIE ゾンビ その30【創作】at OCCULT【小説】ZOMBIE ゾンビ その30【創作】 - 暇つぶし2ch■コピペモード□スレを通常表示□オプションモード□このスレッドのURL■項目テキスト750:fool 11/04/08 00:13:31.11 XQ/W8jQK0 証拠もトリックどうでもいいとは、あまりに異常な事態に探偵はおかしく なってしまったのだろうか? 一同は顔を見合わせるのだった。 「あなたの唯一の誤算、それはこの絶海の孤島にゾンビが紛れ込んだ ことでした。実はあなたがH氏を殺害する前、H氏はゾンビウィルスに 感染していたのです!」 「な!」 「そして、あなたに殺害されたH氏はほどなくしてゾンビとして 蘇ったのです!」 探偵がパチンと指を鳴らすと、奥の扉からこの館の主であるH氏が 女中を伴って現れた。 「どうですか?Hさん。犯人はC氏でまちがいありませんか?」 Hのゾンビはこくこくとうなづいた。 被害者自身の告発にCはがっくりとうなだれた。が、しばらくして 笑いだした。 「この嵐の中、この島に救助の船は来れない!そして、この島には ゾンビが紛れ込んでいる!どうせ私たちは助からない! 今更私が犯人であることがばれたとしてどうだというんだ!」 Cの醜い開き直りに探偵はやれやれとかぶりを振った。 「この屋敷の扉は頑強でしてね。こうして鍵を掛けてしまえば、 誰もこの部屋に入ったり出たりできませんよ。安心してください。」 探偵は振り向くと扉にカチャリと鍵をかけた。 「Hさん、食料はしばらくもちそうですね。」 そういうと探偵はニヤリと口の端を歪めて笑った。 -------------------------------------------- 「そして(人間は)誰もいなくなった」 完 次ページ最新レス表示レスジャンプ類似スレ一覧スレッドの検索話題のニュースおまかせリストオプションしおりを挟むスレッドに書込スレッドの一覧暇つぶし2ch