10/10/20 21:34:04 QuJcPeRp0
親戚筋の神主と祖父(もと拝み屋)曰く、「アレは人柱なんだよ。それも超弩級の祟り神の・・そして、その娘も。」
私の一族の本家はある神社に仕える社家として、地元で信仰を集めている神社に仕えているのですが、
そんな家にはどうしても、呪いのものを対処することが多く、中には傍に置きたくないが、
悪用されるともっと困るものが幾つかあったのだそうです。
それで、幾つにも保険をかけた上で、傍系の一族の者に預けたそうです。
物品としてだけでなく、人柱としても・・私の両親はともにその家の出身でした。
祖父曰く、「お前の母は一族の封じているものの中でも一番恐ろしく、手が付けられないものの人柱だ。
魂はソレそのもの・・・保険があるといっても、止められない。現に呪いの宝石の類を嬉々と付けているだろう。
呪われないどころか、呪いを懸けた相手まで食べているんだ。もし、目覚めたら手の施しようがない。
だが・・お前は違う。一族の封じているものの中でも二番目に恐ろしいものの人柱なのだから。」
具体的なことを私に伝える前に祖父は亡くなりました。
親戚筋の今は亡き神主も、「大丈夫。君は人柱と言っても、憑いているのは私たちの一族なのだから、選ばれたんだ。だから、君を護ってくれる。」としか言いませんでした。
取り敢えず、今は平穏です・・・