11/01/16 23:13:36 aJZsFzp30
父が漁師やってるんだけど、海守(うみもり)もしてたんだ。自分も海守だけど免許ないから形だけ。
ある日、他の漁師の親子が二人で漁に出てそのまま帰って来なかったことがあった。
海守の父は他の海守達や警察と船で探しに行くことになって、ヘリなんかも出動した。
ここいらじゃそんなん珍しくもなくて、村の爺婆なんかはよく海で死んでるし、海水浴やサーフィン
しにくる観光客や地元のもんもよく海で死んでるから、捜索なんて毎度のことだった。
地元の漁師の中では死体を引き上げた船は、その年は大漁って言い伝えがあって漁師はみんな捜索に参加する。
家から海まで3分くらいで行けるんだけど、その日は暇だったから自分も海岸ではなく港のほうまで見に行った。
ほんと行かなきゃ良かった。捜索2日目の昼、自分が港に到着した時には死体は1体だけど見つかってた。
死体に、いつも船にかけてある厚手のブルーシートを被せてる最中に出くわしてしまった。
そんなもん見たくて来たわけじゃなかった。軽い気持ちだった。自分が見えたのは膝から下だけだったのはラッキーだと思う。
一瞬しか見えてないけど、靴も靴下も履いてなくて、たぶん短パンだったのかな素足だった。でもあれほんとに足かなってくらい白くて汚かった。
なんか皮膚がふやけてる？モコモコでズルッとしてて剥けてて、あと肉かなあれ、なんか黒い変なのが見えた。
指も全部は無くて、父の話だと魚とかに食われてて虫食いみたいだったらしい。
海で死んだ人は早く見つけないと、魚とか鮫に食われて殆どダメになるから家族が可哀想なんだと。誰かもわかんなくなるそう。
文章も下手だし、長くてごめん。