ほんのりと怖い話スレ その68at OCCULTほんのりと怖い話スレ その68 - 暇つぶし2ch■コピペモード□スレを通常表示□オプションモード□このスレッドのURL■項目テキスト750:本当にあった怖い名無し 10/11/02 22:01:24 xGSMRQoX0 皆様は木守りという風習を御存知でしょうか。 実った木の実を全て取り入れてしまわず、いくつか残す風習は昔からあって、 取り入れずに残した実のことを木守り(きまもり)と呼びます。 諸説ありますが、来年もまた沢山の実をつけてくれるようにという願いを込めた行為です。 これは、私の祖父の姉が子供の頃に体験したお話です。 祖父の家の裏山には大きな柿の木があります。 その柿は渋柿で、毎年干し柿をたくさん作っています。 祖父の家では、一本の縄に10個ずつ柿を吊るします。それがズラーッと並ぶと壮観ですね。 良い具合に干された頃に、猿がやってきて盗んで行く事もあるそうです。 毎年、学校から帰ると、お婆ちゃん(祖父の祖母)と姉、弟と一緒に干し柿作りをしていました。 その年の秋も裏山の柿の木は、鈴生りに実を付けていました。 お婆ちゃんは風邪をこじらせ寝込んでしまっており、祖父と姉が干し柿作りを任されました。 柿の実は父親が取り入れてくれており、皮を剥いて縄に吊るすだけです。 祖父と姉は数日掛かりで作業しました。 そろそろ終わりに近付いた頃、姉は柿の実の数が足りない事に気がつきました。 柿が7個しかありません。几帳面な姉は、木にいくつか残っていた事を思い出して見に行きました。 ちょうど3個残っています。姉は少し考えたんですが、区切りが良いので取ることにしました。 (1/5) 次ページ最新レス表示レスジャンプ類似スレ一覧スレッドの検索話題のニュースおまかせリストオプションしおりを挟むスレッドに書込スレッドの一覧暇つぶし2ch